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2004/12/28

◆正月休み利用の海外旅行に水を差したのがインドネシア・スマトラ沖地震に伴う大津波。被害はアジアから東アフリカまでインド洋沿岸地域に広がり、死者は2万人を超え7万人に達するとの報道もあり津波災害では過去最悪。ほぼ全地域で津波に対する警戒システムはないに等しい。経済急成長もそこまで対応しきれないのが現実。戦後の貧しい時代の日本と同じ状況だ。日本では台風は依然生活には脅威であるが、社会インフラ整備の進展とともに、被害は減少してきた。日米では太平洋上の津波情報連絡体制が整備しているが、アジア各国の自然災害などへの対応策強化はこれからの課題となる。タイ・プーケット島などこの正月の観光客は失うことになろうが、復興は早そうだ。が、スリランカやバングラデシュなどは困難の上に困難を背負い込んだ。インドネシアも宗教対立を含め問題山積。アジアの幅広い意味での港湾整備はこれからの課題だ。

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◆みずほFG(8411)が7カ月半ぶりに50万円台を回復(1000株単位ではようやく50円額面回復)するなど大手銀行株が上昇基調を強めている。あれほど減らないといわれた銀行員(正社員)が9月末時点で30万人を割り込みピーク比3分の2以下となった。これで収益性を意識した経営への期待が高まった上、きょう発表された完全失業率が4.5%と99年1月以来の低水準(もちろん、職安に行く気がない非就職者を参入すればドーンと上がる)となったことで景気敏感株の色彩を評価した買いも入った。引き続き市場体温計として大手3グループ中心に銀行株の動きに注目。■ラサ工(4022)は4年半ぶりの月足310円台引けとなるか?もちろん。動きが鈍い分310円台の壁突破後の上昇エネルギーはすさまじいはずだ。■好チャートのピストンリングでは◎トラック向けに強い日ピス(6461)、◎7年半ぶり高値水準のリケン(6462)、◎収益力向上、26週線下支えの割安株TPR(6463)は新春相場での4ケタ定着・・・に注目。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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