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2010/10/18

◆羽田空港は再拡張し今週21日に新滑走路や新国際線ターミナルが始動する。いかにも掘っ立て小屋風の哀しい国際線旅客ターミナル時代が終わり、ようやく、海外からの親戚・友人を出迎えるのに嫌な思いをしなくても良くなったことは喜ばしいことだ。前週14日の帰国時には、出発する時にあった駐車場への道が閉ざされ、うろうろさせられる場面があったが・・。新滑走路のD滑走路供用開始で、これまでの年間約30万回の発着枠は段階的に引き上げ、2025年度には約45万回まで拡大する計画。その内、国際線は昼間3万回、深夜・早朝3万回で始動し、その後、昼間に3万回積み増し、9万回を確保する予定という。ハブ空港化への前進と宣伝するが、果たして新羽田はどこまで世界に広がる空港となる!?そして、長い間お世話になり、車での行き返りにスピード違反がいつも気になった成田国際空港、まだ埋め立て工事中に現地に出かけ完成図を浮かべながら新空港の時代について説明を受けたものの、結果として計画倒れとなっている関西国際空港、それぞれがどう位置付けなおされる?全日本空輸(ANA)(9202)が3週連続で26週線を割り込む場面があったものの一段安は免れ、300円台を回復した。日足ベースだと12日、13日に200日線を割り込む場面があったが、切り返して、きょう、75日線を回復した。新羽田空港関連株として9月に329円の年初来高値をつけた後、反落。それでも、昨年11月安値218円を大底とした26週線沿いの上昇基調は守っている。9月高値が目先天井となってしまうか、9月高値挑戦で高値更新がなるかウォッチングしたい。

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◆当欄注目株のマクドナルド(2702)が8月安値1905円から切り返し、6月の年初来高値2099円に再度迫る構えとなってきた。目標は、08年12月高値2170円の突破だ。これを突破することで、同年10月の上場来安値1291円を基点とした中勢上昇基調相場が本格スタートとなるからだ。もちろん、その前に6月の高値更新が不可欠であり、これを突破すれば、上場来初めての本格的な上昇相場入りに向けた最後の壁突破はそれほど難しくはないと見ている。●また、シスメックス(6869)は9月後半高値から調整色を強めているが、200日線、52週線沿いの上昇基調は不変。PER26.6倍に割高感を言う声はあるが、騒動が続く中国事業への期待感も不変。引き続き、52週線を大きく割り込まない限り52週線近辺を「買い」で対応したい。●半導体・液晶装置の受注好転を背景に、今3月期経常損益の3期ぶり大幅黒字転換予想のスクリン(7735)が7月戻り高値を更新した。この先には6月高値511円、そして、4月の年初来高値549円突破が目標だ。8月安値では52週線を3週連続割り込む苦戦のシーンがあったが、先々週に6月以来の26週線をクリア。再び、動意してきた。飛びつき買いはさけ、26週線接近場面から押し目を拾っていくべきか。 

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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