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2014/08/19

◆日経平均株価は前日比127円18銭高の1万5449円79銭と今年初めて7日続伸した。昨年大納会にかけて9連騰して以来で今年最長の記録となった。とはいえ、この日13時過ぎ以降の日経平均値幅はわずかに25円未満・・。中身はまるで空っぽ?のようだったきょうのことは忘れて、明日に期待!?しかし、きょうの日中値幅といえば、前場の1時間足らずの間に記録した46円94銭を超えることがなく、前週来続く20億株台割れの薄商いのなか静かに時間だけが過ぎていった。これで、19日の欧米株が続騰して、明日の東京市場がきょうと変わらない悪夢の続きみたいな状況は御免蒙りたいものだ。もっとも、直近の当欄もマンネリズムに陥ってしまっていると指摘されても抗弁することができない記事・・が続いている。が、次ぎの展開は如何に?を探り続けていくしかない・・。

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◆銘柄観などに関してはここまで記してきた線から当欄は外れることはない。日足、週足を見てウンザリした時は、月足ベースの日経平均を見て、短期線の6週線と中期線の12カ月線沿いの上昇基調にあり、1万3000円台前半には長期線の24ヵ月線が控えていると思えば、気持ちは多少とも軽くなる筈だが!?■7月に不動産研究所が特集した「東京オリンピックと不動産市場‐2020年までの変化を見通す-」でも、低落傾向が続く東京という都市の総合力アップに、1964年の東京五輪がそうだったように、そして、2012年のロンドンがそうだったように14年東京五輪開催が契機となる、可能性は高いとする。安倍政権が打ち出した「日本再興戦略」の一つが観光立国化!であり、目標は、訪日外国人旅行者数を2030年までに3000万人に増やすこと。まず、13年にビザの発給要件を緩和したところ、円安もあって目標の1000万人を初めて突破した!そして、国土交通省は羽田・成田空港の発着枠を段階的に増加させ、羽田国際空港線増便方針を既に打ち出しているという。なお、「日本再興戦略」には、国家戦略特区が組み込まれているが、今後、東京都では特区内の法人税減税や都市機能24時間化、そして、MICS・IR(統合型リゾート)の整備などの事業を現実化していくであろうとも記した。■もっとも、京急(9006)は15日にカジノ運営への参入検討を発表したが、米国で10%強のスロットマシンのシェアを有する●コナミ(9766)は、ラスベガスでカジノ事業に参入するのは甘くないという。日経報道ではコナミのカジノ事業の営業利益は14年3月期73億円で、主力のゲームに次ぐ収益源に育ったが、容易に辿りついたわけではない、規制当局からライセンスを取得することは厳しく、時間も費用も企業側が負担する・・などと記した。日足をみて日計り商いを繰り返すデイトレーダーさんは日経記事で飛び乗り飛び降りしてもらい、当欄は、月足ベースでじっくり上値を追う構えにあるコナミの中長期線がらみから打診買いしたい。●また羽田・成田空港への千客万来歓迎の日本空港ビル(9706)はPER割高感こそ懸念も業績変化率の大きさに支えられると期待し、全般突っ込み場面での突っ込み狙いとしたい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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