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2011/04/01

◆2011年度初めの東京市場で、日経平均は前日比46円安の9708円と3日ぶりに反落してのスタートとなった。31日の欧州株は、インフレ率が上昇したことを受け来週にも利上げとの観測が強まる一方、債務危機が燻る矛盾に市場はとまどい?反落。米国株も相次ぐ地方連銀トップや理事の利上げ肯定発言に3日ぶりに反落した、というよりも一息ついた格好で余裕ありか?ドルが買われNY円は83円台前半へ6日続落した。東京でも円は対ドルで83円台後半に反落し、対ユーロでは6日続落した。しかし、敏感に株価が反応するはずの輸出関連株がむしろ下げをリードした!この日発表された日銀「短観」は「東日本大震災」(この日、正式にこの名前が決定した)発生前で材料視されず。大震災・津波による東北地方の惨状に、原発処理問題、計画停電などが影を落し、景気・企業業績などの実勢悪が表面化しつつある・・。■14時台に発表された3月新車販売台数は前年同月比35%減の43.7万台となり、3月としては37年ぶり、つまり、第1次オイルショック以来の低水準に落ち込んだ!■東電(9501)は17円安の449円引けで変わらずを挟みを8日続落。一部で国有化などと報じられたが完全国有化の方向にないとの見方から買いが先行した。しかし、その後見切り売りなどで、一時67円安の399円まで下げ、1952年1月以来59年ぶりに400円を割り込む場面があった。上場来安値は51年12月11日の393円だ。

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◆北関東から東北地方にかけての部品工場が倒壊や一部損壊などが日本及び海外の自動車産業など幅広く生産現場を脅かしている。当欄注目で我が愛媛・松山に工場を持つエヌピーシー(6255)が一時ストップ安に売られる場面があり、437円安の1721円と大幅反落した!原発の代替エネルギー関連株として注目してきた銘柄だが、今8月期連結経常損益が赤字転落すると発表したことが嫌気された!29日付け当欄では「上場来安値から這い出し、上昇基調に乗った銘柄。かつ、前期の大幅経常減益から今期倍増予想。買いウォッチングを継続しよう」と記したばかり。同社が14日付けで「大震災で、同社グループでの人的被害、重要資産に関する被害はなかった。松山工場は本日平常通り稼働している」と発表していたことで筆者が安心してしまったことが油断!北関東・東北地方の部品工場が被害を受けたことで、一部部品の入荷が1カ月以上遅れることなどから、受注済みで今期中の売上計上が困難になったという。

◆自動車・電気機器など生産に障害が発生、自動車生産が落ち込むことは自動車生産のピラミッドを形成するあらゆる種類の業界の苦難につながり、日本経済に黒い影を落す。元気になりたいけれど、相場は相場に聞くしかない。日経平均はこの日後場前半に200日移動平均線を半月ぶりに1円だが上回ったが、その後失速。超目先はともかく、中期的な買いは引き続き二番底を確認した後でよい。●そんななか、ハーモニック(6324)は分割落ち換算で07年6月以来の高値を付けた。油断は禁物だが、長期では52週線に短・中期では6週線、13週線に下支えされた上昇基調にある。ナブテスコ(6268)は高値更新後に下げに転じたがさてハーモニックは?●あと、LED関連のシグマ光機(7713)は震災前の高値に急接近してきた。ウォッチングしたい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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