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2009/10/28

◆日経平均は前日比137円安の1万75円と続落した。27日のNYダウは反発したが上値は重く、円高や東アジア・太平洋株安も重なり、東京市場は重い空気が漂うなか、前日からの利益確定売りを急ぐ動きが加速、先駆株から下げ幅を拡大していった。NY市場では、住宅価格指数が上昇し買いが先行、IBMの追加自社株買い計画発表が好感され、NY原油先物の3日ぶり反発を背景にエネルギー関連株が反発した。ただ、国債入札の好調や消費者信頼感指数の予想以上の低下が上値の重しとなりNYダウは小幅な上げにとどまった。ドルは他の主要通貨に対し上昇したものの、円に対しては下げた。

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◆この日、TOPIX業種別株価指数で値下がり率トップとなったのは不動産株。銀行の自己資本比率規制強化や長期金利上昇が響いた。加えて、レオパレス21(8848)が今3月期連結最終損益を87億円の黒字予想から一転191億円の赤字(前期は99億円の黒字)見通しに減額修正し、年間配当は前期実績の30円(従来計画は上期末5円、期末12円、年間17円)から無配にすると発表し、ストップ安に売られたことが足を引っ張った。■輸出関連株では、電気機器株も値下がり率上位となった。当欄注目の東芝(6502)やスクリーン(7735)など半導体製造装置関連株は揃って大幅安するなど、電気株に利益確定の売りが急となった。これらはしばらく様子をうかがいたい。

◆日経平均は10月6日安値9628円から米国株高のアシストを受け、26日高値まで769円、8%上昇した。が、きのうきょうの2日間で上げ幅の42%を失った。当欄で推奨した東芝は23日の高値572円からきょうの安値まで10%下げた。多くの銘柄がそうだが、この2日間の下げは急であり、このまま、米国株が調整に入っていくようだと、一段と厳しい場面も想定される。当欄は、直近では、個別銘柄はともかく、基本的には消極的な姿勢を崩していないのだが・・。

◆きょう3営業日ぶりに年初来高値を更新した日本電産 (6594)は何度か紹介してきた銘柄。昨年12月安値から業績回復を背景にほぼ一本調子の上げが続いている。07年から08年にかけての8000円台の上値ネックラインまでは今回でなくとも、次の上昇波動で捉えきれるとみている。といっても中途半端な押し目買いは止したい。上昇基調を維持している限り、一本立ち相場を期待しつつ、ウォッチングを続けていきたい銘柄だ。■交流サイト(SNS)運営のグリー(3632)が3日ぶりに反落した。一時170円高の5350円まで上げ9月25日の株式分割落ち当日に付けた高値5300円をほぼ1カ月ぶりに更新したが、その後は利益確定売りに押された。9月下旬に1株を2株とする株式分割落ちがあり、今月5日に4250円の安値を付けた後、上昇してきたもの。28日付け日経新聞朝刊が、「SNSで3位のグリーが、9月末の会員数で2位のディー・エヌ・エー(DeNA)(2432)を初めて上回った」と報じたことが手掛かり材料視された。同社はSNSとゲームを連携、広告効果測定手法を確立するなど独自の強みを持っており、アナリストの評価は高い。SNSトップのミクシィ(2121)の会員数1700万人超をそう遠くなく捉えることが出来そうだ。業績成長は急。少々スピード違反気味の急成長が気に懸かるが、再増額修正期待で買い場を探したい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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