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2012/01/20

◆日経平均は前日比126円高の8766円と4日続伸し、昨年11月7日以来ほぼ2カ月半ぶり高値で終了した。TOPIXも大幅高で4連騰。19日のフランス、スペイン国債入札が好調だったことからユーロが続伸、英独株は4連騰した。米国では、先週の新規失業保険申請件数が前週比減少し08年4月以来の低水準となり、企業決算堅調もあってNYダウなど米国株は3連騰した。週初めに格下げされたフランスの国債の調達コストが低下した。そして、スペインはイタリアに続く売りターゲットと目されていたが、調達目標を大きく上回って債券を発行したことから、ユーロを買い戻す動きが広がったもの。

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◆売りがつみあがっていた分、戻り幅は大きくなり、期間は長くなる?ギリシャ政府が20日の国債償還(約1.45兆円)を控え民間債権者との合意成立となれば、ユーロ買いが続くとの見方があったが、マーケットではギリシャに関してはここまで来る間に、そのどうしようもなさは相当に織り込んできたとのみかただ。やはり、イタリア、スペインがポイントだが、まだ、時間が残っていそうだ。債務問題で何がしかの好材料が出れば、売り方の買い戻しがさらに膨らみ、一時、花が咲く?

◆東京でユーロ買い戻しの動きがさらに活発化し、円は大幅に4日続落、夕方5時には100円06〜09銭と昨年12月30日以来の100円台に下げた。そして、対ドルでも3日続落した。この日、金融関連、素材・資源関連、輸出関連など景気敏感セクターから上げ幅を拡大、日経平均は昨年7月第3週以来半年ぶりに中期相場を占う26週移動平均線を回復した!いったん、上値を試す動きが期待される。

◆もっとも、内需関連は値上がり率下位にずらりと並んでしまった。当欄注目では、医薬品こし強ばったものの、食品、小売関連はそろって厳しい状況となった。■内需株で目立ったのは不動産セクター(結局、当欄は不動産セクターについて紹介する勇気がなく、手元に資料が眠ったままになってしまったが・・)。TOPIX業種別株価指数で不動産は値上がり率トップとなった。19日にフジHD(4676)がサンケイビル(8809)に対しTOB(株式公開買い付け、TOB価格は1株740円)を実施して完全子会社化すると発表(サンケイビルは大引けでストップ高比例配分となり、なお、ストップ高買い気配で159万株の買い注文を残した)したこときっかけだ。●三井不(8801)は一気に上昇し、昨年10月第4週に1週だけ上回った26週移動平均線のプラスかい離を回復した。東日本大震災後は26週線が頑強な上値ネックラインだが、これを1カ月ほど上回るとなれば、上値を試す動きが強まる。●面白いのはNTT都市開発(8933)であろう。昨年11月に4.78万円の上場来安値をつけ、きょうは、26週線を上抜き、ほぼ2カ月半ぶり高値を付けた。NTT(9432)が同社株の67%を保有しているが、今回のTOBに関連して見直される可能性が高まった。大手町、日本橋での再開発地区での大量ビル供給が不動産株のネックとなっていたが、新たな再開発計画が減少する兆しがあり、物色意欲が増す可能性があるからだ。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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