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2015/04/23

◆パナソニック(6752)が4連騰し1725円と2008年11月以来6年5ヵ月ぶり高値水準まで戻してきた。同年9月に米投資銀行リーマン・ブラザーズが破綻し、「リーマン・ショック」と呼ばれる世界的金融危機が発生。世界株式が大暴落となったその当時の水準まで戻してきた(同年6月高値は2515円)。ソニー(6758)は昨年12月に1997年11月以来の高値水準1845円まで戻した後、52週移動平均線や12ヵ月線に下支えされた格好で長期上昇相場の調整過程にあるが、パナソニックは12年11月、「アベノミクス相場」入り直前の安値水準376円!からの長期上昇基調の上にある。違いは?去る3月26日経営方針説明会で配布した資料にあった。来期営業利益目標は4300億円とリーマン・ショック直前08年3月期以来の高水準とし、ブルームバーグ(BBN)によるアナリスト予想平均4088億円を上回り、売上高目標8兆円、19年3月期売上高目標10兆円を据え置いた。津賀社長は、前15年3月期で事業構造改革を完遂し、好調な業績を背景に前倒しで成長の見込める領域への投資を加速、消費者向け中心から企業向けに徐々に事業の中心を移行するとしたことが、新たな地平との期待感を誘っている格好となっている。来期の投資額4800億円のうち2000億円を戦略投資に充てる計画とし、今後4年間の戦略投資を1兆円に拡大するとしており、事業規模拡大により収益力が一段と強化できるか?注目点となりそうだ。20年東京五輪ではワールドワイド公式パートナーとして映像音響機器、白物家電、電動自転車などのスポンサーに選ばれており、車載用電池事業では米自動車メーカー・テスラのリチウムイオン電池事業に投資、20年までに電池パック製造を計画する。

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◆先にトヨタ(7203)が燃料電池車で新たな自動車時代の先端を開き、さらに、より人に安全な「自動運転車」時代に向けた、米グーグルなど新たな開発競争に臨む格好となっていることは、おっとり刀で、開拓された新たな市場に乗り込む従来のパナソニックにはないグッドモデルと映る!?家電・車という日本の輸出産業をになってきた両巨頭のカジ取り転換の先にあるもうひとつの地平に期待したい。そうなれば、日経平均2万円台からの新たな展開も見えてくることになりそうだ。期待大であるが、焦らず突っ込み場面や押し目シーンで狙い定めた銘柄を丁寧に拾っていきたいものだ。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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