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2015/08/26

◆日経平均株価は前日比570円13銭高の1万8376円83銭と7日ぶり反発した。25日の欧州株はそれぞれ5〜7日ぶりにそろって大幅反発したものの、中国の追加緩和発表を受けNYダウは一時300ドル超の高騰場面があったものの、終値は200ドル超の下げとなり6日続落となた。それでも、東京市場は、円続伸展開のなか買いが先行。朝方には下げに転じる場面が見られたものの、10時台後半には1万8000円台に乗せるなど上値探りの動きとなり、後場に入り円が上げ幅を縮小するなか、一時、600円超高シーンもあるなど引けにかけ上値を追う格好となった。明日につながるかは・・、海外市場次第か・・?なお、海外市場を横目においた悩ましい展開が続くかもしれない。が、戻りを試す動きに中国、ドイツなど欧州、米国市場が徐々に移っていくのか?無気力・無風相場に転じてしまうのか?不明だが、市場は賢明な政策対応を待っている。

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◆当欄注目株の東京急行(9005)も32円高の842円と7日ぶり反発した。11日に968円と2006年3月以来の高値を付けた後は、日経平均株価の下落と重なる格好で、前日までほぼ一本調子の下げとなってきた。この日は全般反発相場とあって、同社株にも買い戻しや押し目買いが入ったようだ。出来高もきょうは4日連続400万株超と上値追いが続いていた6月相場時以来の高水準となった。前日には、中期相場を示唆する26週線を割り込んだものの、すかさずプラスかい離を回復した。下値には、長期線52週線が782円で控えている。26週線前後から52週線にかけてのゾーンは「打診買い」と見てよさそうだ。

◆また、前号で記したダイキン工業(6367)は一時6855円と下げ年初来安値を更新し、昨年11月以来の安値となったが、終値は357円高の7282円と5%超の6日ぶり急反発。もちろん、全般相場と同様に日経指数先物銘柄とあって、なお、波乱もあり油断は大敵だ。が、長期相場を示唆する24ヵ月移動平均線7056円を回復して終了。●前日200日線割れのプリマハム(2281)もこの日は回復。52週線、12ヵ月線沿いの上昇基調を維持している間は「買い」で対応したい。●また、東京ディズニーリゾート(TDR)を運営するオリエンタルランド(OLC)(4661)は今年3月の株式分割前相場で高値つかみとなったことから厳しい展開が続く。前日には年初来高値から4割近く下落し年初来安値を更新した。「堅調に伸びてきた入園者数に頭打ちの兆しが出てきた」との指摘もある。もっとも、同社は米ディズニーランドと同様に、「中長期的には集客力を高める大型投資の準備はするものの、ファンを増やす手段や派手なアトラクションだけではない。おもてなしのレベルを高める隠し味にこそ秘訣がある」と、この日早朝の日経電子版「記者の目」は指摘した。TBSの超長寿番組「世界ふしぎ発見」では先に「米国ディズニ−ランド」を取り上げて、本場が長年培ってきた様々なゲスト・サービスを紹介。その人気の秘密に迫った。TDRもまた本場同様であると同時に日本風サービスも取り入れた「おもてなし」で対応、我々を飽きさせず楽しませてくれる限り、限界点は現れないと見た方がいいはずだ。全般厳しい場面から買い向かいた銘柄であることに変わりはないようだ。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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