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2004/11/18

◆東京製鉄(5423)が踏ん張りきれずに崩落しそうだ。きょうは1612円まで続落。10月21日と今月11日に付けていた直近安値1631円を割り込み、8月4日以来の安値水準となってきた。中国の景気減速懸念に加え米大統領選後の円高ドル安進行が嫌気されている。これまで紹介してきたように、三角保ち合いが徐々に下に崩れつつあり、8月安値を割り込むといよいよ下放れということになる。同社株トレンドを下方転換するということは、鉄鋼株全般の短期的急落シーンが懸念されるということになる。鉄鋼株の指標銘柄として目先目を放すことが出来ない相場が続きそうだ。■鉄鋼株、海運株とともに秋相場をリードした本欄中長期注目セクターの自動車関連株もほぼ全面安となった。急激な円高が嫌気されわけだが、トヨタ自(7203)は再び4000円割れするなど上値の重さ、腰の弱さが気になる。もっとも、「逆に、円高が嫌われて大きく突っ込むようだと灰汁抜けになり、次の上昇相場のきっかけになる」との見方もある。本欄ではもめばもむほど先行き相場に好結果を生むとみているがどうか。

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◆さて、エレクトロニクス株でも◎アルプス電気(6770)はHDDが来年1〜3月期の回復が見込まれるとして10月安値から大きく値戻しした。今週に入って200日線を上抜きその勢いが続いているもの。急反落が見られたならば初押しとして拾うべきだ。◎芝浦メカ(6590)も業績大幅好転を背景に逆行高で先週初めから200日線を上回っている。そして、◎浜松ホト(6965)は業績が急伸、再び輝き始めた。■目先思惑株なら中間業績増額修正後に動きが変わってきた三井松島(1518)が面白くなってきた。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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