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2007/08/31

◆「惨めだった8月相場が終った」。幸い数字合わせのように日経平均株価は次第高となり、月末値だけは最低線を守った。つまり、31日付け日経朝刊に書かれ、本欄29日号でも指摘していたように、「テクニカル面でも、8月に入り、日経平均、TOPIとも<超長期線の24カ月移動平均線を相次いで下回り、03年3〜4月に7603円、770ポイントで大底を打ち長期上昇基調に転じた両指数に赤信号>がともった」いたが、まるで月末値かさ上げに向けたお化粧買い(それとも、9月相場期待の買い?)が、入ったかのような、大引けにかけての急伸が見られた。結果、月足は下ヒゲの長い陰線足で24カ月移動平均線(1万6378円)を上抜いて終り、03年4月のバブル後最安値を基点とする長期上昇基調の継続を示唆した。もっとも、52週線は7月最終週に割り込んだ後、今週末も1万7064円の同線へのマイナスかい離状態が続き、5週目を終えた。8月17日安値の週から5本目、つまり、9月第3週前後に二番底を取りに行く相場があると想定し、週明けの相場は戻りを期待した買いが続くと見てよさそうだ。9月第2週の金曜日は先物・オプションのSQ(特別清算指数)算出日に当り、翌週は波乱する場合が多いことから、第3週に二番底を打つ確率が高まっているもの。この日にもみられたが、リバウンド狙い相場は、なにはなくとも、「よく下がった銘柄ほどよく上がる」もの。ただし、上昇基調を継続し、高値更新前の銘柄に比べれば、短期間で買い一巡しやすいため、ちょんまげ掴み(勢いに任せた高値飛びつき買い)がハイリスキーということはいうまでもない。

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◆前週末、「全般、不透明感が晴れないことが、逆に、上昇エンジンとなっている銘柄がある」とMUTOH(7999)を紹介した。「7年間300円水準を中心とした冴えない展開が続いてきたその長いモミ合いが上昇に転じた時には、想像以上の大相場を出すことが多い」と指摘した。終ってみれば、前週末終値615円に対し688円で今週を終えたのだから「よかった」となるが、28日(火)に718円の高値を付けた後、翌29日には501円まで見たのだから、27日(月)朝寄り付きに625円で買ったひとはたまらない。「初押しは買い」の大胆買いに出る勇気はそうあるものではない。ただ、細りだした信用取組を好転させるのは、この日にかけて見られたように一気に戻しを狙い、信用新規売りを誘うこと。信用売りが積み上がったかが注目ポイント。ちなみに、無配ながら今3月期予想PERは17.5倍に過ぎない。●27日紹介の日電工(5563)はきのう920円の17年ぶり高値を付け、6月上旬以来の上値ネックラインを突破した。4ケタ相場入りが期待できるチャートだ。●新規はチャート抜群の赤坂鉄工(6022・東2)買い。

◆帝国電機(6333)は7月10日高値3900円からきのう安値2510円まで下げたため、リバウンド狙いの買いに6日ぶり大幅反発。大手証券はきのうのレポーで、「2016年〜20年には世界の新設原子力発電の稼働基数は年間10基(市場規模2.4兆円)」を予想するとし、「日製鋼(5631)、帝国電機など世界で競争力を誇る部品メーカーは需要拡大の恩恵を享受しやすい」と指摘。国内で安全のためのメンテナンスが伸びるトウアバルブ(6466・東2)(本欄はここまでの3銘柄を原子力関連三羽烏と呼ぶ)や岡野バルブ(6492・東2)、筆者本年注目株の東芝プラント(1983)にも期待。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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