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2010/10/06

◆当欄は、先に記しましたように、7日(木)から来週14日(木)までの間、実質5日間休載させていただきます。妻の次兄が6月に昇天した時には、生来の怠け癖からパスポートを期限切れのまま放置していたため、妻や来日中の姪っ子らと一緒に渡韓出来なかった。新たにパスポートを取得し、今回の休暇もかねた墓参旅行となったもの。13年ぶりのソウルは全く変わってしまった姿となっていることは知っている。が、1981年末の最初の記憶と13年前の記憶、そして、今回見る街の落差に期待したい。当欄の連続休載は04年春のスタート以来、せいぜい2〜3日だろうと思っている。国内旅行は70年代央を中心に毎月数回ずつ車で東西南北を走り回り、船では伊豆諸島から小笠原まで週間単位で島をのんびり回り、さらに遠出もしてきた。結婚してからは、観光地中心をめぐる堕落旅行になってしまったが、21世紀入りとともにその回数は急減した。今回は、遠出をしないで、ソウルを中心に近辺をゆっくり探索したいものだ。

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◆さて、前日の日銀追加金融緩和策は当欄見立ての失敗?6日、日経平均は前日比172円高の9691円と続急伸。終値では8月3日以来2カ月ぶり高値となった。5日の米国市場では、ISM非製造業景況感の好転や追加金融緩和観測が強まったことから、ドルが下落し、NY金先物は過去最高を更新し石油先物は5カ月ぶり高値。NYダウは200ドル近い急反騰だ。日本株ADR(米預託証券)はそろって大幅高し、東京市場では金融・不動産関連株が急伸した。東京だけでなくアジア・太平洋の主要株式市場はインドネシアを除きそろって1%を越える急伸となった。日米金融緩和が引き金だった。

◆引き続き、金融緩和策と発表される景気指標動向に反応する相場が続く?前号で記した日本調剤(3341)を中心とした後発薬関連株は反転、日本調剤は一時3000円を回復する場面があり、1日で200日線を回復した。ただ、7月後半以降、75日線や26週線が上値関門となっており、これをクリアした後、様子をうかがってから買っても遅くないとみる。

◆一方、戸田工(4100)は8月下旬から連続上昇、年初来高値更新中とあって動きにくい。が、08年12月安値175円基点の上昇相場は、8月の戻り高値を更新したことで、米国でのリチウムイオン電池用正極材生産と業績の一段の拡大期待を背景に引き続き「強気」を継続したい。昨年10月に付けた1996年1月の高値972円挑戦に期待。

◆また、4日号でウォッチング開始としたバルカー(7995)が3日連続で年初来高値を更新した。<今年6月第3週には26週移動平均線が52週線を上抜くゴールデンクロスを果たしたが、07年11月に26週線が52週線を割り込むデッド・クロスをして以来、2年7カ月ぶりのこと。「長期下落後のゴールデンクロスは中期買い」との見方もあって>ウォッチングを開始と記したが、マクドナルド(2702)とともに中期的な上昇相場が期待できそうだ。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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