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2008/07/15

◆15日、日経平均株価は終値ベースで3カ月ぶりに1万3000円を割れ、4月1日以来の安値水準となった。「米金融不安の拡大と景気鈍化を警戒した」のだが、これは日本だけでなく、アジア各市場、景況感指数が16年ぶり低水準に落ち込んだドイツなど欧州各国市場の大幅安にもあてはまる世界同時株安。TOPIX33業種別株価指数のうちディフェンシブストックである電気・ガスが上昇したのみで、残り32業種が下げた。

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◆アジアでも昨年10月高値から6月安値まで3分の1にまで下げたベトナムが反発相場を展開した以外揃って大幅安となった。2大新興国の中国では上海・シンセンCSI300指数が、インド・ムンバイ センセックス30種指数が揃って4%超の大幅下げとなり、東京市場では値下がり率上位に金融株が並び、1ドル=105円台円高ドル安の進行からトヨタ(7203)が年初来安値を更新するなど輸出株も大きく下げた。また、新興3市場も続急落したが、特に東証・マザーズ指数は大幅下落し心理的節目である500ポイントを割り込み、算出開始の2003年9月12日から半値以下となるなど、泥沼から抜け出る算段はまるでたたない状況となっている。

◆目先、米国株の反発を期待しながら、大きく下げた反動高場面を期待する!?16日は、4〜6月決算発表直前の米金融株の動向と、半導体大手インテルの決算発表を受けた関連株の動向がポイントとなるが、さて・・。

◆当欄では先に、NTT(9432)、JR東海(9022)など海外政府系ファンド買い期待の旧・官業銘柄、「石油ビジネスだけでなく、次のエネルギー事業として2011年太陽電池事業進出」を表明し中東マネー流入を期待した昭和シェル(5002)などに注目した。いずれも200日移動平均線を上回っており、75日線とのゴールデン・クロス(GC)が接近している銘柄である。当面、この線は変えなくてもよいとみる。■<全般反騰局面となれば、よく下げたものがよく反発する>、が、当欄では、軟調展開にあっても、「中長期下落基調にあった後、底入れ反転の芽がみえてきた」不人気の好業績・割安株に注目してきた。足元結果が思わしくないものが多いが、「テクニカル・チャートが壊れていない限り」引き続き注目したい。●大型の自転車専門店チェーン展開をするあさひ(3333)が、6月25日に付けた年初来高値1572円に肉薄した。健康志向と環境意識、原油高騰を背景に自転車人気が高まっている。世界の自転車部品大手であるシマノ(7309・大)は月初に上場来高値をつけたこと、外国人持ち株比率が33%弱と高いことから敬遠。20年ほど前に自転車ブームがあった後、サイクルロードの整備がかなり進んだこともマウンテンバイクやロードレーサーなど自転車人気につながりあさひの業績を押し上げる。7月10日には75日移動平均線が200日線を上抜くゴールデン・クロス(GC)を示現、先行き上昇相場を示唆している。●GCに向かっているのは、年初来高値を更新した萩原工業(7856・東2)。コンクリート補強用プラスチック製繊維が期待できる業績順調なPER7倍台放置銘柄だが、7月に200日線を回復し、3月安値後の上昇基調を鮮明化してきた!●関東を中心に太陽光発電装置の設置などを得意としている企業と提携した藤田エンジ(1770・ジャス)も急反騰のここからチェックを開始。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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