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2010/03/11

◆花粉症に睡眠不足とあって、文字や物が二重に見えて往生した1日だった。が、日経平均は前日比101円高の1万664円高値引けと3日ぶりに反発。まずはよしであろう。1月15日の昨年来高値まではあと318円であり、1日で達成可能な水準まで接近してきた。海外市場の堅調が後押ししたものではあるが、週初めに急伸して発進した後、下振れることなく上値を窺う構えが続いているのは、「強い」相場だよ!というメッセージであろう。12日の先物・オプションSQを終えた後も強い動きが続くかどうかが注目される。■この日は、11日付け日経新聞朝刊が、「政府は3月の月例経済報告で、6カ月ぶりに景気判断を上方修正する方針だ」と報じたことから、これまで物色の範囲外におかれることが多かった内需株に見直し買いが入ったうえ、10日の海外市場で、円が主要通貨に対し軒並み安となったことや欧米株が続伸したことを受け輸出関連株が急伸し上げ幅を広げた。後場は、中国のインフレ加速懸念からアジア各市場が下げに転じる場面があり、東京でも上げ幅が縮小する場面があったものの、マイナスに陥ることなく、この日の高値の大引けとなった。 ただ、市場エネルギーが乏しいままで、日経平均が昨年来高値を突破しても、引き続き自力走行は不可能であろう。売買シェア6割の海外投資家頼み、すなわち、彼らの本国相場の行方次第に変わりはなさそうだ。

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◆輸出関連では5日付けで日電産(6594)、キヤノン(7751)に注目とした。日電産は08年安値3130円を基点とした6週、13週線沿いの見事な上昇基調が続いている。きょうは1月15日につけた2年ぶり高値9260円にあと10円と迫る場面があった。テクニカル的には、足りなかったこの10円をあすあっさりと突破して欲しいものだ。といっても、9000円を前にした5日と違い、この水準から、新規買いとなれば、一気の急騰をみなければ、売り場を探すべき?一方、キヤノンは昨年3月安値2115円を基点に26週線を下値サポートラインとした上昇基調にある。この日は昨年12月の高値に20円だけ未達の4050円まで上げてきた。5日現在の貸借倍率は0.66倍と売り超だ。SQ以降の動きが注目される。

◆1部市場で主戦級の動きが活発となれば、新興市場の時価総額上位組やネット関連株など急騰銘柄群は、銘柄乗り換えの対象となり、利益確定売りに値を消す銘柄が増えるパターンとなるが、さてどうか。なかで、楽天(4755)は、これまで楽天市場などの拡大が業績を牽引してきたが、消費不振に喘ぐ百貨店、大手スーパーなどがネット販売を積極化していることから、競争激化が嫌気されはじめた?株価は、26週線と13週線の間でサンドイッチ状態がつづいている。26週線を割り込んだ場合は、見切り売りが一気に広がる?

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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