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2015/09/04

◆9月第1週末の日経平均株価は前日比390円23銭安の1万7792円16銭と大幅反落。8月25日の直近安値を割り込み、2月10日以来ほぼ7ヵ月ぶりの安値引けとなった。年初来安値更新銘柄は前日比147増の173と大幅に増加し8月25日832以来の多さとなった。朝方こそ買いが先行したものの、10分も持たず下げに転じた。日本時間今夜の米雇用統計発表を控えるなか、後場、円が1ドル=119円台前半へと8月26日以来の円高水準となったこともあり、再び売り優勢のなか一段安となり、1万7800円を挟む安値もみ合い展開となった。 朝方は、2日のNYダウが景気拡大期待に続伸し、欧州では3日の欧州銀行(ECB)定例理事会で政策金利の据え置きを決定したことを受け金利が低下。独英株式はそろって大幅続伸したことが買いを誘ったものの・・。この日も(中国株式市場は前日に続き休場)、玉突き状の世界同時株安相場から、日本株が立ち上がったというメッセージを発信できないまま、週末の取引が終了した。欧米アジア・・、何処の国が相場復興のきっかけとなるか?その要因は、?マークだが、マーケットの夜もまた、明けないことはない。週明け以降に期待を託すしかない。

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◆星野リート(3287)は114.7万円と安値引けとなり4日続落。今年4月の最高値153.4万円から4ヵ月連続で下落、8月25日安値111万円に迫った。前週に52週移動平均線を割り込み。残る下値サポートラインは52週線が104.95万円で控えるのみ。ただ、観光需要をにらみ、地方都市での都市型シティホテルに本格参入すると、2日のブルームバーグニュースが星野佳路代表とインタビューに応えた伝えた。地方都市で外国人を中心に増えている観光客の取り込みを図るとし、星野代表は都市型ホテル事業について、「都市観光という大きなセグメントにサービス、施設を提供することは戦略上不可欠だ。現在の4施設から今後全国に展開を拡大する考えであり、10-15年かけて都市観光客向けにしっかりとお客様ニーズに応えることができるサービスが提供できるグループを作っていきたい」と語ったという。既に、同社は8月末、米モルガン・スタンレー子会社の投資ファンドから、金沢、富山など地方都市のANAクラウンプラザホテル4施設を約400億円で取得した。初めての都市型ホテルの取得となる。今回の4施設の取得を「始まり」とし、「日本の地方都市で15件、20件はないといけないと思っている」と事業拡大に意欲を示したと記した。●この日の筆者チェック主力30銘柄では値上がりは東急(9005)、日製紙(3863)の2銘柄のみだった。トヨタ(7203)は3日ぶり急反落となるなど厳しい下げ。週明け以降の反発シーンの具合を見て、行ける・・と期待感が温まった後、出て行きたい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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