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2007/05/15

◆この分では22日に決算の発表が予定されているJUKI(6440)の株価はどうなることやら。この日、本欄中期推奨株のロート薬(4527)が今08年3月期予想経常利益は前期比3%減の100億円になる見通しだと発表したことが嫌気され、174円安の1200円と本欄推奨時の株価水準まで下げてしまった。値下がり率3位で、大幅安となったのは「3%減だったから」ではなく、「会社四季報予想の115億円を大幅に下回った」ことが本当の理由だった。<好業績株には買いが、業績悪化銘柄には暴落>の単純パターンだが、すっかりこのパターンが当てはまらないことがあるから、相場は面白い。いや、知恵と勘が必要だ。■ほぼ全面安となったこの日、連日で算出開始後の新興市場など市場には声もなかった。アジア・太平洋の開場17市場中の星取表は4勝13負だった。主力市場はそろって下落し、中国では上海総合は147ポイント安(3.64%安)の3899(日経平均株価は0.93%安)となるなどそろって3%超の大幅下落となった。過熱を超えた市場である中国はともかく日本以外のアジア・太平洋地域の連鎖反応の理由は良く分からない。日本の場合は、業績への懸念が広がっていたところに寄り前に発表された3月機械受注が、前月比4.5%減と予想外の大幅な下げとなったことが引き金となった。というよりも、かねての弱気心理が買いの入りにくい中狼狽売りにつながったといえる。

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◆新日鉄(5401)が13円安の859円となった。チャート上微妙な状況が生まれつつある。「W天井と暴落リスク」の懸念である。同社株は3月7日に900円の89年5月以来18年ぶり高値をつけ、4月25日の743円まで下げての反発局面にあったが、この743円を下回るようだと、「W天井打ち」になってしまうのだ。ここで先に本欄市場体温計銘柄としていたトヨタ自(7203)が再び牽引役となるなら心配は必要ないが、新日鉄には本欄が「群団」とした先鋒隊があったが、トヨタには日電工(5563)、新和海(9110)・・にあたるような独特の人気を持った思惑材料銘柄がないのが個人投資家には苦しいところ。

◆本欄直近の推奨株も厳しい状況だ。が、基本はそう悲観はしていない。新興プラン(6379)は1170円まで下げた後、大引けでは66円高の1296円と反発、一時1320円まで買われ2月26日の91年6月以来16年ぶり高値に接近する場面があった。同社は14日に発表した今期最終利益が2%減となったことから前日は利益確定売りに押されていたもの。

◆きょうの急反落をいわば初押しと見立て、まず「打診買い」、その後、「突っ込めば押し目買い」、「14日高値656円を突破すれば追撃買い」したいのは、前号の下欄に紹介の三越(2779)だ。名前を挙げると「風説の流布」にあたる米著名投資家が日本企業買いの第1弾とするのだとの噂が流れているという。ならば、「六本木ヒルズ」で名が知られた森トラストの傘下入りした企業もしくは大株主企業にも注目したい。310円台で「頑強」な展開が続いている(と筆者は思っている)大阪のロイヤルホテル(9713・大2)と昨年2月以降「三角保ち合い」が続いているパルコ(8251)だ。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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