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2012/03/22

◆厳しい残りの時間でスタート。尻切れトンボにならなければいいのだが・・。「イタリア、スペイン国債の利回りが上昇」し、欧州債務懸念からギリシャ株が大幅反落し、イタリア株も続急落するなど欧州株はまたまた不安定な動きに。21日の米国ではNYダウ、S&P500種指数とも続落。加えて、中国からも、「3月製造業活動は5カ月連続で縮小」との暗い話が続く。円は対ユーロで3日ぶりに反発し、対ドルで反発。2月14日の日銀が思いがけないタイミングで金融緩和策を発表し、円安を誘導し、日本株は息を吹き返したが、欧州の波乱は予想外に早く市場をかく乱させそうだ。この日はそれでも輸出関連セクターも精密機器、輸送用機器、電気機器など値上がり業種が多かった。そして、内需関連セクターが値上がり業種の多くを占め、下支えした。が、NYダウが1万3000ドル台乗せし、日経平均は1万円台乗せを示現。昨年7月の取引時間中高値1万207円は突破できていないが、昨年末終値8455円や2月13日終値8999円からはよく走った。欧州波乱にツレ安懸念が強いが、内需関連の一角を中心に引き続きポジションを持ち臨みたい。

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◆大塚HD(4578)は2415円の上場来高値で引けた。全般相場が急失速した時の下値ポイントは2100円台前半以下、大幅下落時は2000円割れとなるが、通常ペースでは従来の上値ネックラインだった2200円台水準となる。●マクドナルド(2702)は2100円台の上値の壁のなかにあるが、通常では2000円とび台前半が、厳しい場面では1900円前後を想定。●コスモス薬品(3349)は4000円とび台の上値ネックライン上にあるが、下値のメドは3600円前後の52週移動平均線と最悪3100円台の昨年東日本大震災時の安値ゾーン。●東急(9005)、アンリツ(6754)は前号を参照。●ただ、シスメックス(6869)はきょうも株式分割落ち後高値更新、通常ならば、昨年7月など3000円とび台が下値目安だが、厳しい展開だと、今春の相場が一歩運調子で上げてきたものだけに、相場が落ち着くまで中途半端な買いはよしたい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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