2013/03/18
◆東京は高層建築物の乱立が続くなか、地下化の動きも急だ。地上と比較し高深度となれば、各種規制は減少、開発がしやすくなっていることが後押しする。前週末15日が東急東横線渋谷駅最後の日だった。深夜ながらホームは人であふれ、各人とも各種カメラで駅構内や出発待ちの電車車両を撮っていた。筆者は08年秋からここまで約4年半世話になった電車でありホーム。何か感傷めいた気分になるかと思ったが、人込みのなかをさっさといつも通りの最終電車近くの先頭車両後部座席に座り、帰っていった。そして、翌16日に大学映研OB会幹事会に出かけた帰り道、地下5階ホームまで時間がどのくらいかかるか早速試し歩き。銀座線ホームから地下ホームまで行き先間違いがあるなど少々うろつきながら歩いたことから8分間かかった。今朝は、自由が丘駅乗車し、渋谷地下駅で下車しJR山の手線まで、これも、職員に尋ねたりしながら歩いて7分かけてJRホームに到着した。帰りは、地下鉄丸の内線・荻窪駅で乗車、新宿三丁目で東急東横線に乗り換えることに。こちらは、1回乗り換えで済むから、通勤時間は随分と少なくなりそうだ。しかし、帰りの電車の中がゆっくりと読書するのに好都合だった従来の3線乗り換えと比べると、新路線は読書にあてる時間が随分と短くなってしまいそうだ。半年に1回の定期券を買うのは今月下旬。それまで、2つの路線をいろいろ試してみよう。
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◆さて、週明けの東京をはじめとしたアジア株式市場はそろって急落。なかでも2.7%安となった日経平均がもっとも大きな下げとなった。前週末に2008年9月以来4年半ぶり高値で終了していたこと、そして、円が対ドルで1円以上の大幅続伸、ユーロでも3円前後の急反発したことから下げ幅が大きくなったもの。業種別株価指数は全33業種とも下落した。値下がり率上位となったのは、海運、鉄鋼、鉱業、石油・石炭など素材・資源エネルギー関連。続いて、保険・不動産・銀行・証券・商品先物など金融・不動産関連が、そして、輸送用機器・電気機器・ゴム製品など主力輸出関連も上位となった。一方、値下がり率下位となったのは、内需関連セクター。精密機器・ガラス土石・機械など輸出関連の一角が後に続いた。
◆アンリツ(6754)が15日に1年7カ月ぶり高値1520円を付けた後、下げに転じ続落した。前週末のユーロ圏財務相会合で、キプロスの銀行預金に対し課税を条件として金融支援策で合意したと発表したことから、欧州債務懸念がぶり返しユーロが急落、欧米株式相場が反落。円が対ユーロで大幅反発し、対ドルで続急伸したことから利益確定売りが広がった。2月1日安値1070円から約5割高だから、ここからの調整場面で、26週線・1140円水準まで突っ込んだあと底堅い展開となれば拾うつもりでウォッチングを開始しよう。●ショーボンドHD(1414)は1月高値3630円後の調整が続いている。これも、3000円に接近中の26週線・2962円できっちり下げ止まるとなれば打診買いしたい。●一方、当欄チェック食品・流通など内需関連からきょうも年初来高値更新2ケタが続いた。しかし、堅調ながら、個別銘柄をチェックしつつ「利益確定売り」をすることも必要だ。3000円台乗せした後、調整色を強める三菱食品(7451)が早々に下げ止まるか、その意味で、下値模索が続くか?にも関心を持ちたい。