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2009/07/31

◆7月末の日経平均は1万356円と3日続伸し、連日で年初来高値を更新した。TOPIXは1990年4〜5月にかけて以来の11連騰となった。朝方から買いが先行、日経平均は週明け、「3月から5カ月連続の月足陽線」で8月相場を迎える。前日の米国株が3日ぶりに反発し、SP500種指数は昨年11月以来の高値を付けた。また、中国株などアジア株はきょうも続伸して、日本株を後押しした。終日、「業績に改善が見えた。増額修正した。黒字転換した・・」といいながらの循環物色が続いた。

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◆「もうそろそろ、景気回復期待を背景とした米国発・中国サポートの世界株高も株価に織り込まれた」との見方が市場に広がった時期があったが、「売上高は減少も、コスト削減効果などを背景に、企業業績は予想を上回る回復が続いている」とし、日経平均は5カ月連続陽線で7月相場を終えた。6月に最初に1万円台を突破した後、7月13日には9050円までの調整をみたが、75日移動平均線を大きく割り込むことなく切り返しに転じ、薄商いのなか3度目の1万円台乗せで、年初来高値を更新し、8月にバトンを渡す。

◆4−6月期決算の発表は日米とも、8月第1週で大半が終了し、第2週前半で終る。30日に発表された6月の鉱工業生産指数は4カ月連続で上昇し、持ち直しの動きが鮮明となっている。とはいえ、その水準は昨秋の8割前後であり、回復が持続するには、国内要因だけでは無理。海外投資家は、日本株が新興国市場に比し出遅れ感がある間は、日本株買いを選択しよう。しかし、リスクは多いものの、それ以上にリターンが期待できる新興国を優先する姿勢は変わらない。

◆企業業績の回復期はいつも、コスト削減で利益は伸びる。が、売上高を伴った増益となるには時間や達成条件が必要。それまでは、日経平均は、昨秋の、リーマンショック前の水準1万1000円台後半から1万2000円台前半が目標水準か。 もっとも、年前半の1万円台回復を想定できなかった当欄だから、説得力はないが・・。来週で企業の決算発表は終る。増益・減益要因だけでなく、増収・減益要因も併せて精査し、チャート面を合わせて読み、業種・テーマ、そして、銘柄を出していきたい。

◆日ガイシ(5633)はこれまで何度も紹介してきた「押し目は中長期で買い場」としている銘柄だ。30日に4−6月期決算を発表したことを受けたきょうの相場は、50円高の2200円、昨年7月9日以来の高値水準で寄り付いた後は、じり安展開となり、3日ぶり反落で終った。昨年10月安値726円から3倍近い値上りとなった。月足では24カ月線を上抜いて終り、年初から7カ月連続月足陽線は、日経平均よりも2カ月多い。しばらくは様子をうかがいつつ、買い場を待とう。

◆なお、介護関連株は、引き続き、「買い」セクターとしている。きょうの星取表は5勝3敗1休。主戦のニチイ学館(9792)、メッセージ(2400)のほか、ケア21(2373)が上値挑戦を続けている。昨年10月に上場来安値2万4010円を付け底打ちしたが、関西を地盤として介護サービスを展開。訪問型が主力だが、有料老人ホームやグループホームが堅調。薄商いが懸念されるが、突っ込み買いのタイミングを図り続けたい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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