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2007/05/14

◆アジア・太平洋の開場市場17の代表株価指数星取り表は13勝3負(台湾・パキスタン・スリランカ)1休場だった。ただし、問題は、わが日本市場だ。日経平均はプラスとなったものの、マザーズ指数は惨状を呈しており、きょうも大幅下落し指数カウント開始以降の最安値を更新し、ヘラクレス指数は最安値に急接近した。そして、東証1部市場の値上がり銘柄数と値下がり数は28銘柄値上がりが多かったに過ぎない。

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◆新値更新後に下げに転じる銘柄は多く、明日の3月決算発表ピークを控え発表された業績の好悪によって明暗が分かれた。しかし、前期決算、今期業績予想とも増収増益だったとしても買われるとは限らないのは、「市場予想平均値」に対して経常利益が上回ったのかとどかなかったのかによって評価が分かれるからだ。しかも、微妙なのは市場予想の数字は特定のところでしか分からないことだ。筆者は「会社四季報」の予想値に対して会社決算数値や予想はどうだったのかを見ることにしている。また、当然ではあるが、株価水準によって「好材料出尽くし感」が出たり、「悪材料出尽くし感」が広がるか分かれる。また、先にも記したように強気見通しを常とする企業や慎重すぎる予想を打ち出す企業にも分かれる。このタイプを間違って投資すると、失敗することが多い。■しかも、会計監査の問題から、決算数値をシビアに見られることから、もともと慎重見通しになりやすかった。しかも、「減価償却制度」の見直しにより「保守的な業績見通し」が余計に下押しされる。

◆本欄推奨株も明暗がはっきり分かれた。ステンレス鋼最大手の日本精線(5659)は年初来高値更新し、97年2月以来の高値を付けた。これは、(筆者は見落としてしまったが)11日に07年3月期連結決算と08年3月期連結業績予想を発表。前期経常利益は前の期比40%増の28億4700万円となり、1月に増額修正した25億4000万円をも上回って着地した。続く今期経常利益は前期比6%増の30億1000万円(予想1株益は52.1円)と続伸見通しにある。PER14倍台にはなお割安感が強く、チャート妙味も大で4ケタがあっても不思議はない。●10日に発表した新和海(9110)はこの日もなお新値を追った。大幅増益でPER11倍台と割安感が強いことが買い方を大胆にさせているのだ。しかも、遅れて好決算を発表した明治海(9115)、乾汽船(9113)が東証1部値上がり率1、2位を占める好人気となったことが後押しした。■一方、「暗」は、決算・会計や経営に不信感が強まっている新興市場。筆者長期強気銘柄でも、好決算にもかかわらず下落基調が続いているのが、ホンダ系でインド・中国に先行進出し、業容拡大が続いているエイチワン(5989・ジャス)だ。調整終了を待ちたい。

◆三越(2779)が急騰。月足の格好が良くなってきた。先週、大阪に新店舗をオープンさせ、11年に大阪でオープンする大型新店舗の魁となったが、筆者には、土地の含みとブランドに時価総額3321億円では簡単にTOB(株式公開買い付け)の対象となるといえる。散々、アナリストに無視されてきた信用倍率0.46倍の同社に強気したい。●本欄注目の高砂香料(4914)も値動きが軽くなってきた。月足、週足、日足ともきれいな絵が描けている!高値更新でもPERは20倍に達していない。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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