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2006/03/09

◆日銀が5年ぶりに量的金融緩和政策の解除を決定した。2時過ぎから引けにかけ平均株価は上昇し、3月にはいって初めて1万6000円台の終値となった。値上がり銘柄数は1576を数えほぼ全面高。TOPIX業種別株価指数は33業種全て上げた。もっとも出来高は20億株割れが続いており、売り物薄のなかを平均株価は400円超急騰したややリスクの残る展開となった。きのう、平均株価、TOPIXとも75日移動平均線をすっぽり割り込んでしまったことから、あすの先物・オプションSQが懸念されたが、<中期的な相場上昇の必要条件である日銀の解除決定>がこれを吹き払った。日銀は引き続きゼロ金利状態を続けることから、23日前後に発表される「公示地価」や好業績に反応する展開が期待される。といっても、これまで、市場は福井日銀総裁が解除を決定することを前提に動いてきた。きょうは解除決定を好感した買いが先行したが、本欄は「中長期相場からみれば3〜4カ月ほどの調整が欲しい。そうすれば、日銀の解除決定を経て、平均株価1万7000円台乗せから2万円台乗せを目指すことができる」との見方をとっている。まずは、「日銀が長期金利を如何に抑えていくかの具体的な金融政策をきちんと示す必要がある。ゼロ金利の状態が続くと分かれば相場の地合いは良くなる」とわが知友T調査センターのNはいう。日柄整理の期間が短すぎるし、きょうの値上がり銘柄数1500超は良すぎる結果であるが、あすのSQを1万6000円台で過ぎるかにまず注目しよう。

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◆利ざやに苦戦し投信で手数料を稼ぐパターンの銀行にとってゼロ金利解除は追い風。市場体温計のみずほFG(8411)は下値切り上げが続いており、あすにも2月高値を更新しようかという構えとなっている。100万円台回復に期待。◎きょうあるコーナーで注目としたのはテルモ(4543)。来2007年3月期業績も過去最高更新継続の見通しにあり、半年ぶりのボックス相場脱出から、2000年4月の上場来高値3850円挑戦が期待できる。◎もうひとつ注目株に指名したのは、上場来安値圏にあるコネクト(3736・マザ)。きょうもマザーズ市場の動きは鈍く先行き懸念を残すが、進化を続ける携帯電話のシステム開発で魅力的存在。06年8月期業績は大幅増収増益見通しにあり、「おサイフケータイ」(FeliCa対応携帯電話)に続き4月からは地上波デジタル放送の「ワンセグ」が開始される。きのうも紹介した後発医薬品関連の◎沢井製薬(4555)は連日の昨年来高値更新となっているが、04年6月の上場来高値4860円突破から5000円台相場を目指す構えとなってきた!◎今日切り返した袋と箱の専業大手ザ・パック(3950)は、業績がすこぶる好調だ。06年12月期も携帯電話向けパッケージ中敷など紙器の一段強化で8期連続経常益最高更新が見込まれる。今3月期予想PERは14倍台にとどまる。収益力の高さから三角保ち合い上放れ後の急騰が期待できそうだ。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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