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2008/07/14

◆筆者の郷里は四国・愛媛県。高校野球では昔からやかましいところだ。筆者などは長い間、正岡子規は「ベースボール」を「野球」と翻訳したヒトだと思い込んでいた。少々長くなるが、<株式市場は方向感を失い漂流中>であり、夏の高校野球で最初に沖縄県代表が決定したこともあり、野球談義を少々。「ベースボール」を「野球」と翻訳したひとは別人だが、正岡子規は雅号を自分の名前である升(のぼる=ノボール=野球)、「野球(のぼる」とし、「野球」という文字を最初に表記した人といわれる。そして、みずから野球を楽しみ、かつ、野球用語を次々と翻訳したことから、2002年には野球殿堂入りしている。子規の流れをくむのが夏の大会で5度優勝している(松山東)・松山商だが、今年は1回戦で7回コールド負けの屈辱!春の選抜大会優勝校の宇和島東は監督が済美に移ったことで失速、勢力図は変わり、今治西、私立の初出場で選抜大会に優勝した済美が上位校に。わが母校はといえば、創立100周年に当たる2000年に夏の甲子園初出場を果たしたが、その後は、指導者の交代もあって1回戦ボーイに逆戻り。今年は久々に1回戦を突破したが、ベスト4常連校から1回戦ボーイ転落に涙するしかない。

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◆さて、東京市場は30度超の真夏日が続くなか、方向感が乏しく、実のりを多く期待できない動きが続いている。推奨株もよほど注意して紹介しないと厳しい状況を迎えてしまうことが多くなった。先々週までは、「洞爺湖サミット」をにらんで環境関連株を中心とした展開が続いたが、それも、一段落。いよいよ、米サブプライムローン・バブル崩壊後の始末は第2幕のヤマを迎えた。米FRBなど当局は13日、政府系2金融機関の<信用崩壊>阻止に向け公定歩合での融資、株式取得による資本増強策などを公表した。しかし、一度ほころびたものを立て直すことの難しさは、「日本のバブル崩壊」から立ち直るまでに要した経緯を見ればよくわかる。そして、市場が一喜一憂するのは無駄なことだとわかる。■今週、メリルリンチ、JPモルガン・チェース、シティグループなど金融大手の決算発表が続く。金融不安が後退するのかそれとも一段と高まるか否かが、注目される。

◆民需中心に空調業界老舗のダイダン(1980・大)が、業績変化率の高さと省エネ支援サービスやコージェネレーション(熱電供給)システム事業・・などに注力する環境関連株として見直し買い人気が高まりつつある。1月安値380円を基点の上昇基調が続いており、15日にも75日移動平均線が200日線を上抜くゴールデン・クロス(GC)が示現する見通しにある。PER割安感は乏しいが、超長期線の24カ月線595円突破で、上昇基調は一段と鮮明化する!●JR東海(9022)の日足は、7月に入り、115万〜118万円の年初来高値圏でのバーコード模様のチャートが続いている。上値を抑え、下値を拾い込んでいるのか?注目される。証券大手から鉄道関連株レポートが登場、国内外で鉄道産業が活況を呈している、地球温暖化問題意識の高まりも後押ししている・・という。●近畿車輛(7122)はW底うち銘柄。200日線を75日線が上抜くGC示現後した後、75日線に突き上げられ上放れの構えとなってきた。週足も好転中だ。北米、中東に強い!

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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