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2006/10/17

◆16日のNYダウ3日連続最高値更新にもかかわらずというか、1万2000ドル急接近への警戒心か?世界同時買い疲れ・・。17日のアジア株式市場は4勝11敗、続いて開いた主要欧州市場も昼を過ぎても沈んだままで推移している。米生産者物価指数の低下観測や17日に発表される米企業業績(IBM増益、ヤフー、インテル不振観測)への警戒が背景か?いやいや、決定的な変化でない限り波風があるのは当然であり、健全な市場。一時、国際商品市況から米国株式市場をはじめとした世界株式市場に流れた投資マネーが、再び国際商品市場に向いたのかもしれない。16日のロンドン金属取引所(LME)では、ニッケル、鉛、錫(すず)が史上最高値を更新し続け、シカゴ穀物先物ではトウモロコシ、大豆、小麦が夏場の安値から大きく買い進まれている。ただ、NY金・原油先物は反発しているものの戻りはスローモー。以前ほどの買いエネルギーは感じられないが、投資資金がだぶついている今は油断大敵。しかし、ニッケル市況に業績がストレートに反応する大平金(5541)が90年7月以来の高値を付けるなか、金・ニッケル価格が株価に反映しやすいものの上値に信用買い残を抱える住友鉱(5713)の動きは鈍い。また、原油先物価格もまた読みにくい状況にあるが、石油開発関連株、プラント関連株、商社株は上値に戻り待ちの売りを抱え、動きは鈍い。

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◆本欄強気セクターはデフレ脱却を背景とした不動産・電鉄株。電鉄株のチャートは「長期良好、短期戻り待ちの売り多し」のパターンにあるが、不動産セクターでは住友不(8830)が上場来高値を更新し、菱地所(8802)が連日で年初来高値を更新し、不動産流動化、不動産ファンド関連株は上値を追う構えにある。●不動産運営のダヴィンチ(4314・ヘラ)は7月安値を基点に下値を切り上げ、すぐ上値に控える52週移動平均線突破に向かっている。●本欄が強気を打ち出した都心部での土地持ち会社のNTT都市開発(8933)は、先週末から106万円が上値の重しとなっているが、6月安値以降、52週線に下支えられた上昇基調にある。押し目は拾いたい。

◆低位材料株株物色の流れにあるが、「賞味期限」が短いことが多い。中勢波動が上昇基調にあることを確認した上で、買われた背景やかつての値動き・習性、信用需給などを再チェックしたい。●本欄で何度か紹介した倉庫・コメ・不動産のヤマタネ(9305)が人気化している。9月下旬に174円まで下げたところで7月19日年初来安値に対する二番底を確認。この日発表の前週末信用売り残株数は倍増近い211万株となった。同時に買われたのは、ルック(8029)、兼松日産(7961)、丸善(8236)、日特建(1929)・・。いずれも低位思惑株。大型株に飽き足りない短期資金が中心の相場だけに息は長そうだが、割り切った投資家以外は無視すべきであろう。

◆自動車関連株では、本欄はホンダ系2社の合併で誕生したエイチワン(5989・ジャス)を中・長期買い銘柄として継続中。今3月期連結売上高1350億円に対し経常利益の伸びは鈍いが、来期以降は合併効果が期待できる。また、中国・インドでのホンダ事業強化を背景とした業容拡大が期待される。当面の鍵は3月の年初来高値1920円突破だ。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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