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2006/06/06

◆米国株は5日、バーナンキFRB議長の「景気減速もインフレを警戒」との発言を受け、大幅に下落した。NYダウは5月10日に1万1642ドルまで買われ、ITバブル期の2000年1月14日に付けた1万1722ドルにあと80ドル強に迫ったが、そこからきのうの1万1048ドルまで5.1%下げた。たかが、5.1%の下げだが、長期トレンドでは、5月高値が2000年の史上最高値に対する二番天井になってしまう可能性があることを考えれば脳天気ではいられない。幸い、NYダウの上昇トレンドが終止符を打つにはここからさらに一段の下げをみなければならない。現在、長期トレンドにかかわる52週線は1万800ドル割れ水準にあり250ドル弱の余裕がある。もっとも、これくらいのアドバンテージはパニック的な下げのなかではあってないようなものだが・・。金先物価格は調整局面となっているが、原油価格は1バレル73ドル台の最高値水準での高止まりが続いている。米株式市場は6月の利上げを織り込みにいくのか?ならば、もう一段下もありうる。■きょうの東京市場は、朝方は米国株安ショックに見舞われ、午後は、アジア株の急落が下げ幅拡大の主因となった。アジア主要16市場の内(韓国は休場)、上げたのは台湾、ベトナム、パキスタンの3株価指数のみ。残り12市場は下げ、なかでもインドはSENSEX指数が5月に続き再び1万ポイントを割り込んだ。東京市場は内に信用需給の悪化、中期二番天井を打った可能性が高いテクニカル面の状況を抱え、外にポスト小泉、企業業績の慎重見通し、ライブドアに続く村上ファンドの崩壊、国際商品市況高、世界同時株式調整期入り・・などから模様眺め気分の強い展開が続きそうだ。

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◆きょうTOPIX33業種中高かったのは、水産・農林業の1業種のみ。本欄は先週からにわかに「漁業資源獲得競争が激化の一途をたどる」との見方にたち、漁業資源関連株として、日水(1332)、マルハ本社(1334)を買い推奨している。共通しているのは今3月期連結業績変化率の高さと信用需給の良さ。マルハは05年7月の新会社上場以降の高値338円を更新した。

◆ジャスダックなど新興市場では、資金流入減少を背景に、楽天(4755・ジャス)や本欄注目株のインデックスH(4835・ジャス)など時価総額の大きな銘柄を回避し、低位材料株狩りが盛ん。もちろん、人気の持続性には疑問が残る。仕掛け的な動きも見られる。なかで、●家電中堅が業界再編の流れを受け、買収?との思惑買いを集めた。静岡県が地盤のすみや(9939・ジャス)はCCC(4756)の子会社と資本・業務提携したことが買い人気を集めた。●一方、朝方40円高の282円まで買われたものの、終値が2円安の240円となったのは神奈川県が地盤の家電販売中堅ワットマン(9927・ジャス)。会社側が今3月期経常黒字転換見通しを示したことをきっかけに1日には451円まで買われた。ただ、同社株は、昨年は6月30日が、04年は6月15日がその年の高値だった。当時も期初予想は経常黒字転換見通しだった。が、結局は会社に裏切られる格好で、株価は短期で収束した。独立独歩?それともどこかの軍門に下る!?(注)前日号で、村上ファンドの当初運用資金を300億円としたのは誤りで、30億円でした。お詫びし訂正いたします。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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