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2008/11/06

◆6日の欧米株式市場でトヨタ(7203)が悪役!同社が6日引け後発表した09年3月期中間連結営業利益は、前年同期比54%減の5820億円となり、通期営業利益予想は従来予想の1兆6000億円から実に1兆円減額した。北米をはじめ世界の自動車市場が急縮小したうえ、日本円がドル、ユーロなど各国通貨比で急騰したことが響く。前号で記したように、トヨタ株は「10月28日の2860円、03年6月以来5年半ぶり安値から当日を含む6日間で4250円まで1400円弱の大幅反騰。25日線を突破し75日線に迫る勢い」だった。国内最大の時価総額の同社株が、安値をつけた当日から上げに転じ5割超の短期急騰であり、「下げが急なら上げも急」を地でいった。世界各国の金融対策を背景に金融不安が後退したとの見方があったが、現実の景気・企業業績悪化を前に夢から醒めた格好だ。■前日までは、「業績悪は株価に織り込み済み」とばかりに買い戻しやリバウンド狙いの目先買いが優勢となっていたが、高値追いに対するリスクを改めて知らされた格好だ。トヨタだけでなく次々と減益・赤字、減額・減配・・の発表が続くなかでは、二番底を探りに行く相場に戻っても当然か。

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◆IMF(国際通貨基金)は6日、世界の経済成長見通しを前月比0.8%引き下げ2.2%に下方修正し、「過去1カ月で悪化した。先進国経済は第2次世界大戦以来のマイナス成長となる可能性が大きい」と発表した。■NYダウは6日、寄り付き直後にプラス場面があったものの後場にかけ下げ幅を拡大する展開となっている。

◆当欄銘柄では、東証1部年初来高値更新5銘柄中に3銘柄があった。プリマハム(2281)は196円まで買われた。200円乗せとなれば達成感から利益確定売りに調整場面を迎えても不思議ない、ここは「利食い売り千人力」で臨もう。9月末106円からの逆行高は、伊藤ハム(2284)の不祥事や日ハム(2282)の通期純利益減額発表を横目に、今期業績予想増額、13年ぶり復配の低位・好需給銘柄である同社に目先資金が流入した結果。逆行高銘柄を買う動きが走ったものだ。クリスマスプレゼントは、クリスマス前に資金手当てをした後の話。●ネットワン(7518)は17万円の年初来高値の後、急反落したが、今年1月を大底に中期上昇軌道入りしたばかり、週足・月足で対応するやや長めの姿勢で、6日現在13万6000円にある26週線を押し目買いゾーンと見て「強気」を継続。●個別指導方式の学習塾「トーマス」を首都圏中心に直営展開するリソー教育(4714)は4150円まで買われ高値を更新した後、一時ストップ安の3480円まで見る高値波乱となった。何しろ10月10日安値1280円からの急騰劇だから、下げも急だ。2480円にある52週線水準まで瞬間突っ込むまで買いを待つか。

◆セブン銀(8410・ジャス)は31.4万円と上場来高値を更新した。6日発表の09年3月期中間単独経常利益は30%増の152億円と好調。ATMの利用件数が増加したことで手数料収入を伸ばしたことが主因だ。通期経常利益予想は前期比12%増の277億円と従来予想比15億円上積みしたが、この数字は中間期の上ブレ分であってさらなる増額修正余地を残したとみてよい。2カ月に及ぶ30万円前後の上値ネックラインを突破したことで、新たなステージ入りを期待。突っ込み場面では「買い」で臨みたい。●ショーボンドHD(1414)は1600円処にある26週線を下値買い場と見る。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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