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2011/08/12

◆8月第2週末、日経平均は前日比18円安の8963円と小幅に続落した。11日の欧米株は揃って急反発した。しかし、NYダウは4日に9日ぶり小反発した後、大幅な上げ下げを繰り返す神経質な相場が続いているうえ、欧州では債務危機が燻ぶり続いており、フランスにも飛び火するとの観測さえ浮上。結果、円は対ドルで6日ぶりに小反落したが、戦後最高値水準を前に下げ渋った。そして、輸出・景気敏感関連株は連日で軟調に推移し、TOPIX業種別株価指数は全33業種中、輸出関連を中心に20業種が下落した。◆日経平均は3週連続の陰線となった。52週移動平均線を8.4%下回り、東日本大震災後の大暴落日・3月15日の週のマイナス乖離率8.0%を超え、先行き不透明感が濃くなった。世界の景気減速懸念に加え、為替の円高警戒感は強い。日本株の売買シェアで7割近くを占める海外投資家がリスク回避の売り姿勢を高めていることが、欧米株、ことに、米国株の動向にパラレルな動きを強めている。日経平均は7月22日に大震災後の二番天井1万149円を付けた後、失速。今週9日には8656円へとつるべ落としの下げ・・。3月15日の年初来安値8227円を割り込まなかったことは幸いだった。といっても、値動きは極端に大きくなっている。今週は、世界景気減速感から、自動車、エレクトロニクス関連など日本丸を背負ってきた輸出・景気敏感関連セクターが、円が戦後最高値近辺まで買われるなか暴落。一方、内需関連へのシフトが見られた。週明けもやはり海外株式・為替市場次第であるが、海外がリバウンド狙いの反発展開となった場合、今週と逆の展開になる可能性も。鍵を握っているのが米国市場であることに変わりはない。米国では15日(月)発表の8月NY連銀製造業景気指数、8月NAHB住宅市場指数、16日住宅着工件数、7月鉱工業生産、18日7月消費者物価指数、7月中古住宅販売、8月フィラデルフィア連銀製造業景況指数などが株価を揺さぶる?それとも、活気付ける?

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◆内需株では幸い、メッセージ(2400)が今週28.5万円の分割落ち後高値を付け3週連続陽線で終った。●12日に「上期経常利益は一転増益に転じる」と三越伊勢丹(3099)が発表。併せて、通期の配当は1株3円増配し10円とした。やはり、内需か。●セシウム汚染牛問題が逆風となった「食べ放題」焼肉チェーン展開の物語コーポ(3097)だが6月高値から一時410円安の1150円まで下落した。が、11日発表の11年6月期単独決算は予想通り増額着地。そして、今期経常利益予想は前期比22%増の15億円続伸見通し。なお、7月焼肉既存店売上高は0.7%減で心配された影響は少なかったもよう。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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