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2010/08/30

◆23日号で記した我が故郷・愛媛県は西条高校出身の阪神高卒新人秋山拓己投手が1週間後の28日、2度目の登板で5回を投げ、失点1で初勝利を挙げた。高卒新人1番乗りだ。もっとも、一番乗りはすごいことだが、それ以上ではない。体づくりをして、長くかつしっかりと勝ちを積み重ねていくエースへと成長していってほしいものだ。

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◆9月第1週初めの日経平均は前週末比158円高の9149円と3日続伸、終値は5日ぶりに9100円台を回復した。しかし、日足は8円幅の陽線で139円の長い上ひげを引くという、歓迎できない日足チャートで終った。この日は、前週末の泥沼から抜け出すかのような反騰の後を受け、朝方から買いが先行した。27日、米国ではバーナンキFRB議長の景気回復支援発言を受け、米国株が急反発した。そして、日銀の金融緩和策発表への期待と円安に反転したことが追い風となり、買いが広がった。ただ、後場には、日銀が発表した金融緩和策は想定の範囲内とされ、上げ幅を縮小した。■27日、米4−6月期GDP改定値は速報値から下方修正されたものの、市場予想を上回る1.6%増だったことから欧州株が上昇。バーナンキFRB議長は必要に応じて追加緩和策を実行、景気回復の継続を確実なものとすると表明。NYダウは大幅反発し1日で1万ドル台を回復した。

◆日銀が臨時金融政策決定会合後、昼過ぎに発表したのは、新型オペ(公開市場操作)により資金の供給額を20兆円から30兆円に引き上げ、そのうち10兆円については供給期間を6カ月にするという量的緩和。一方、政策金利の0.1%などは据え置くとし、質的緩和は見送られ、目をみはるようなものはなかった。今週は、米国では31日に8月10日に開催された連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録の公開、9月3日には8月の雇用統計発表がある。その間に、31日の8月消費者信頼感指数、1日の8月ISM製造業景気指数発表などマーケット変動要因となる発表がある・・。一方、日銀は来週6〜7日に金融政策決定会合を開催する、米国の主要経済指標の発表後であり、きょうと違って、少しは市場予想を越えた政策発表があってもいいのだが・・、やはり、センスの悪さは隠せない?

◆オリエンタルランド(4661)が続伸。9日に付けたほぼ8年ぶり高値7800円に急接近している。27日に、「東京ディズニーランド」と「東京ディズニーシー」の2パークの合計累計入園者数がこの日5億人を突破したと発表。28日付け日本経済新聞朝刊が、「4億人に届いてから3年300日での達成は1億人を上乗せするペースとして最速」だと報じたことを手掛かりに、更なる来園者数増を期待した買いを集めている。テーマパーク業界の厳しい状況が続くなかも、業界で断然シェアトップであり、中国政府が海外旅行者への所得制限緩和をしたことも追い風となる。株価は、09年11月に付けた5960円の1年7カ月ぶり安値を基点とした、6週線や13週線に下支えされた上昇基調を描いている。そして、04年3月から頑強な上値ネックラインとなってきた7000円台を今月9日に7800円を付けたことで突破。ウォッチングを開始する。●ケンタッキー(9873)は超薄商いが悩みの種。しかし、7月既存店は好調だった。株価じり高基調が続いている。しばらく、マクドナルド(2702)とあわせてにらんでいこう。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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