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2008/05/13

◆東京市場は出来高20億株割れ、売買代金2〜2.3兆円の薄商いが定着するなか、日経平均株価は2日続けて引けにかけ上げ幅を拡大する展開となり、再び1万4000円台回復目前に押し上げてきた。円高が一服していること、日立(6501)が14時に発表した今3月期営業増益見通しに急伸し、電機株などが全般をリードした。北京五輪を前に中国を四川省大地震が襲い、中国株式市場は下落したが、下げが限定的だったことからアジア・太平洋市場の星取表が9勝6敗と上昇組が多くなったことも、先物先行で日経平均を押し上げたものだ。先に強気の今期業績予想を発表した松下(6752)は続伸したが、一服した後、もう一度上値を取りにいく相場に入っていくのか注目したいところ。好決算発表が株価を何日間引っ張っていけるかの学習になるからだが、直近、多くの銘柄は2〜4日が目先人気の有効期間となっており、全般買いエネルギーの乏しさをそのまま映し出している。問題は、買い一巡後、調整を経て出直ってくるかどうかだ。松下の直近の動きは、<4月28日に決算を発表した後、2日間は2000万株超の大商いで急騰劇を演じたが、4日続落で上げ幅の半値押しをし、きのうきょうの2日間で下げ幅の半分を切り返した>。14日の動きが注目される。

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◆目先の動きが気になるのは、前号で紹介した新神戸電機(6934)。4月23日に決算を発表した時に気がつかず、5割高超あげたところから買いを推奨したのだから無責任といわれても仕方がない。例え、中長期で大化けしたとしても、足元急波乱があっての当然の上げっぷり(きょうの高値742円は06年6月以来約2年ぶり高値水準)であり、利益確定売り、やれやれの戻り売りが出てきても不思議ない。ただ、米GMの燃料電池車開発に日立が提携しており、電池事業を手掛ける新神戸が電池生産開始となれば中核となるとみるのが自然であり、同社業績は新たな成長期に入ると見てよい。足元業績の良さ、割安感から、前号で記したように「まず、打診買いしたい」は間違っていないはず。本格的な買いは、チャート波動が再騰開始をサインしてから動けばよいと見ている。

◆東京製綱(5981)は8日号に紹介したが、きのうにかけ反落した後、きょう214円高値引けで昨年12月のクリスマス以来の高値となった。週足を見ると、06年8月以来、52週移動平均線が上値関門となり、下降トレンドを刻んできている。15日に決算雄発表が予定されている。会社四季報予想では「09年3月期は中国挽回、太陽電池シリコンウエハ切断装置の貢献で利益回復」としており、太陽電池関連低位株として200円台後半相場があってもよい。

◆平田機工(6258・ジャス)は7日号で紹介。4月17日の上場来安値1089円から反騰、13日には105円高の1620円まで買われ52週線を初めて突破した。06年12月上場だが、上場翌日に2930円の最高値をつけた後は、上値が切り下がる展開となってきたが、ここは強気一本!7日号を参照していただきたいが、15日発表予定の今09年3月期も2ケタの増収増益で連続最高更新見通しにある。液晶ディスプレーなど薄型ディスプレーメーカー(FPD)向けに生産設備を製造する同社は、シャープ、松下が繰り広げる液晶テレビ増産合戦を追い風に、業績急拡大が続く!

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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