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2012/02/01

◆「会議は踊る、されど進まず」。1月30日の欧州連合(EU)首脳会議で、財政規律の強化や欧州安定化メカニズム(ESM)を1年前倒しして7月1日に発足することでほぼ全ての加盟国が合意した。しかし、ギリシャ債務懸念が解消した訳ではない。ただ、31日のイタリアやポルトガルなど高債務国の国債利回りが低下したことから、ユーロは下落したものの、欧州株は3日ぶりに反発した。アジア時間では、中国がこの日発表した1月製造業購買担当者景気指数(PMI)は予想外に上昇したものの、その分、金融緩和への期待が後退したことで上海総合指数が反落、アジア株はまちまちの動きとなった。

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◆日本の明治政府は謹厳実直のドイツ体制を導入、自由の香りを避けた。結果、軍が専横、戦争へとまい進するに至ったのだが・・。ドイツの体質と根から楽観主義のギリシャ、イタリア人気質が合うわけはない!?

◆東京では、外為市場で円が対ドルで過去最高水準に続伸し、対ユーロでも大幅続伸し株式市場の上値の重しとなるなかも、海外との比較出遅れ感から買い優位の展開となった。円高のみならず経営の舵取りにほころびが顕著となり、減額修正が相次ぐ電気セクターが先行き相場への期待感を削ぐ。東京市場だけでなく世界株式市場の先導役を果たしてきた米国もこれまでの景気楽観論がやや後退。NYダウは1月26日に取引時間中高値1万2841ドルを付け、昨年5月2日(1万2876ドル)以来の高値を付けて一息付いた格好だ。ここからは、発表が続く企業業績動向がマーケットの鍵を握る?

◆ちなみに、債務危機が続くギリシャ株(FTASE20種指数)は1月10日の最安値237.65ポイントから31日の戻り高値まで42.4%の反発で338.5ポイントとなった。もっとも、09年10月に付けたリーマン・ショック後の高値は1558.88ポイントだから、戻ったうちに入らないともいえるが・・。

◆さて、前号で、「通常の出来高が乏しいだけに、押し目買いは、いったん調整を待ってからとしたい」と記した、「丸亀製麺」を運営するトリドール(3397)が54万株と3日ぶりに出来高を増やし825円まで上昇、1月27日の分割落ち後高値を更新した。27日の日経報道による飛び付き買いで90万株の出来高に対し、きょうまで3日間で135万株の商い。飛び付き買い分以上の出来高となった。いったん調整を待つのではなく、押せ押せ!で行くべきか・・。

◆昨年来1100円前後が上値ネックラインとなる一方、長期相場を示唆する52週線沿いに下値が切り上がり、ようやく、三角保ち合いから上放れを期待できそうになったのが、当欄注目株のひとつ栄研化(4549)。いちよし経研では1月31日付けで、「3Q累計利益は会社計画を上回る水準。4Qの経費計画を考慮し12年3月期業績予想を継続」し、足元の業績は概ね予想通りの進捗。投資判断を最上位の「A」、目標株価1350円を継続した。以前から記しているように同社第2位の株主大塚製薬は大塚HD(4578)の中核であり、同社は大塚HDとともにWHO(世界保健機関)の結核撲滅運動に参画。新薬の上市が期待される。大塚HDもまた13週線沿いの上昇基調にあり、先月は2199円と昨年7月の上場来高値2252円に接近。きょうは2175円まで戻してきた。こちらは、買い場を探しウォッチングを継続。栄研化を先に拾っていくべきではないか。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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