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2010/04/01

◆活況裏に高値更新して2010年度相場が発進した。日経平均は前日比154円高の1万1244円と反発し終値ベースで2日ぶりに年初来高値を更新した。きょうの市場には買い方を後押しする好材料がそろった。新年度入りで少しは気が引き締まった?うえ、海外市場では、発表された米経済指標が悪くNYダウは下げたが、ドルの対ユーロ安を背景にNY原油先物、金先物や金属価格が上昇したことを受け素材・資源関連株が人気を集めた。31日に発表されたADP雇用統計では3月の民間部門雇用者数はエコノミストのプラス予想を裏切るマイナスだった。が、2日発表の米3月雇用統計では、非農業部門雇用者数は18万人増との現地予想だ。また、朝方に発表された3月調査の日銀「短観」では大企業・製造業DIが4期連続で改善するなど幅広く景況感が改善した。そして、東京外為市場では、円が対ドルで93円台央の小動き、対ユーロでは126円台に下落し、輸出関連セクターへの買いを後押しした。さらに、この日新規上場の生保大手第一生命(8750) は公開価格14万円に対し初値16万円とまずは良し!のデビューを果たし、証券関係者、投資家は安堵、心理面でバックアップした。出来高は前日比3.3億株増の23.6億株とSQ算出日を除き1月26日以来の高水準に、売買代金は3340億円増の1兆8654億円と1月21日以来の高水準となった。■世界の株価は過剰流動性に支えられた金融相場が最終段階に入ってきたとの声も聞かれる。この日、年初来高値を更新したのは239銘柄だった。前日までは昨年来高値銘柄を計算してきたのが、対象期間を3カ月としたのだから、新値更新銘柄数が急増するのは当然ではあるが、右肩上がりの高値圏銘柄ばかりとあって、ここから、追撃買いだ、というわけにはいかないのが悩ましい。

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◆世界景気回復を買う過剰流動性相場はこれから佳境に入るのか?それとも、最後のおおきな華を咲かすための準備が続いているのか、よくわからない。が、慎重さを必要とする時は近いのかもしれない。あらたに打ち出すべき銘柄が見えないのは警戒をすべきというサインだったことはよくある。が、これは、個人的なレベルの問題でしかない・・。

◆09年訪日外国人が2割近い減少となるなかで、増加したのは中国人の観光客。週日に遊んだ箱根・芦ノ湖や旅館で聞こえる言葉は中国語。週日の商売がなんとかできるのは、日本人客ではなく中国人観光客などアジアからのお客様とは仲居さんの言葉。その中国人客を取り込もうと各社が注力する。なかで、彼らのもうひとつの目的は日本製品のショッピング。臨海副都心のお台場でも週日の集客には中国人・韓国人観光客が必須。ドラッグストア大手のマツキヨHD(3088)でクレジットカードを使って化粧品などを大量買いするのも中国人観光客という。マツキヨは、3月後半にほぼ2カ月ぶりに200日移動平均線を上抜いてきた。昨年8月高値2475円からの上値切り下げ相場からようやく、上昇転換しかかったとことだ。デフレの国の内需は悲鳴があがっているが、11年3月期も連結経常微増益は確保できる見通し。ここからウォッチングを開始いよう。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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