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2010/02/17

◆日経平均は272円高の1万306円と大幅続伸し、中期相場を占う26週移動平均線を回復した。16日の海外市場からお誂えの情報が何本も飛び込み、大引けにかけて次第高となった。1部市場銘柄の8割超、日経平均指数採用銘柄では9割を超えて上昇、ほぼ全面高となった。米欧景気への回復を示す景気指標や企業決算を受け、ユーロが反発し、商品市況が急騰、NYダウが大幅高したことから、輸出関連株、素材・資源株、原発関連株など物色範囲が広がった。■前日は、前の日の米国市場休場、中国市場旧正月休みとあって、海外からの入電はほとんど無く、海外投資家も不在。動きらしい動きのないまま終了した。この日は、一転、海外から叩き起こされた格好で時間を追うごとに買い気が膨らんでいった。ただ、出来高は3億3953万株増とはいえ17億5587万株にとどまり、売買代金は3907億円増ではあるがこちらも1兆2322億円と低水準に変わりはなかった。もっとも、時価総額は6兆2495億円増の302兆6114億円と大幅に増加し、8日ぶりに300兆円台回復と先行きに期待感をもたらした。

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◆東芝(6502)が出来高トップ。終値では9日ぶりに200日移動平均線を回復した。前週は、瞬間、52週線を割り込んだが、「安値圏で下ヒゲを引いた十字足」の週足で終っており、今週は陽線を引いてきた。鳩山政権に原子力発電を推進する意欲は乏しいとの見方から、日経平均が昨年来高値を記録した1月15日に、同社株は二番天井を打った格好で下落。きょうは、オバマ米大統領に助けられた。17日付け日本経済新聞朝刊が、「オバマ米大統領は米国内での原子力発電所の新設再開に向け、米電力大手が計画している2基の原発に約80億ドルの政府保証を供与すると発表した」と報じたことが材料視された。直近で連続して海外原子力発電所プロジェクトに敗れた日本勢にとって、米国の原発再開は待ち望んでいたもの!同社は米原子力発電大手のウエスチングハウス(WH)を傘下に有す。米国での原発新設は約30年ぶりのことで、2基に約7200億円の政府保証を供与するという。そのうちの1基はボーグル原発で、受注しているのはWHだ。信用需給は悪化した。1月15日の買い残3167万株、貸借倍率1.7倍は、2月5日には買い残6533万株と下落途上で大幅に増加。大幅な買い長に。昨年2月のバブル後最安値を基点とした中勢上昇基調にはあるが、1月高値、そして、昨年10月の高値572円を前に、戻り売りの選択がベターか、そんな思いを超えた海外勢の買いを期待したいが・・。■原発関連株は「環境サミット」と呼ばれた08年7月「洞爺湖サミット」の1カ月前に大天井を付けており、「戻り相場」の域を脱するには、相当な材料が不可欠。東芝株と並ぶ本命・日製鋼(5631)もそこそこの相場以上には期待できまい?原発関連相場の先鋒・木村化(6378)を羅針盤とし、ロスカット価格を設定したうえで、短期売買に徹するべきであろう。

◆日電産(6594)は軟調相場のなかでも、13週線を割り込むことなく上昇基調が続く。海外勢がドッテン売り越しに転じるまで、押し目買い、突っ込み買いで臨むべきか。もちろん、ロスカット価格を設定した上の話だが。●13週線、26週線を下値支持線とした上昇基調が続くスクリーン(7735)は引き続き買い推奨したい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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