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2010/09/29

◆日経平均は63円高の9559円と反発した。28日に発表された米9月消費者信頼感指数は予想以上に悪化した。しかし、マーケットでは、米FRBによる金融緩和観測が強まりNYダウが反発。NY金先物が5日続伸し過去最高を更新した。東京では、朝寄り付き前に発表された9月調査の日銀「短観」で、大企業製造業の業況判断(DI)はプラス8と足元好調だったが、3カ月先の見通しはマイナス1と悪化を予想。市場予想通りの結果となった。そして、前日の米国と同様に、日銀が追加金融緩和に踏み切るとの見方から買いが先行した。加えて、中国の9月製造業購買担当者景気指数(PMI)が上昇したことが追い風となり素材・資源関連セクターや輸出関連セクターをはじめ、1部市場全体の77%にあたる1275銘柄が上昇した。米国は超低金利が続くなか資金過剰を背景に、株式、金先物市場や為替市場などに投機資金が流れ込んでいる。アジア経済も順調で投機資金を呼び込んでいる。そのおこぼれに預かるのが老大国化しつつある日本?

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◆明日は9月中間期末。TOPIX業種別株価指数は9月13日以降、日毎に騰落業種数が逆となる「たすきがけ状況」が続いている。9月決算を控えて各ファンドが大いに綱引きしてきた結果か?そして、長期相場を見る指標のひとつ、超長期線の24カ月移動平均線(きょう現在9515円)は月末終値として5カ月ぶりにプラスに回復する可能性が高まった。先高期待感が高まり、24カ月線回復が期待される。もちろん、当面は欧州の財政・金融機関問題はくすぶり続け、米国、日本の景気後退懸念も消えそうにない。が、米国市場を中心に過剰流動性を背景に、強ぶる動きが目立つ。強気に開放された状況になく、ブレーキが掛かった状態でマーケットが走っていることがかえって相場を長持ちさせているとみるべきか。冷めた強気?で臨みたい。もちろん、中長期移動平均線沿いに着実に上昇基調を描き続けている銘柄を引き続きトップピックとしたい。

◆エレクトロニクスでは、26週、52週線沿いの上昇基調が続き、きょういったん5月の年初来高値にあと5円と肉薄したホトニクス(6965)、同じく、前日に株式分割後初めて6000円台に乗せた新興国の医療環境整備関連のシスメックス(6869)、52週線沿いの上昇基調にあり日経平均指数との連動率が高く、中国、アジアの工場自動化関連であるファナック(6954)などおなじみの銘柄を引き続き注目していきたい。

◆また、29日付けの日経新聞朝刊は、「レアアース(希土類)生産で9割以上のシェアを持つ中国が輸出管理を強化していることを受け、他の埋蔵国が相次ぎ生産拡大に乗り出す。最先端技術を支えるだけに、中国依存から脱却する動きが世界的に広がってきた」と報じた。中国が輸出を絞り込み価格が急騰すれば、コスト面で開発が進まなかった国でも開発が出来るようになる。また、脱レアアース関連企業を買う動きが強まっている。先に紹介の愛知鋼(5482)は3日続伸し1月に付けた年初来高値を8カ月半ぶりに更新した。同社は異方性磁石の最大手で、今年6月に「レアアースを添加しなくても世界最強の150度C耐熱磁石を開発した」と発表。製造コストが抑えられ自動車用小型モーター向けに需要が見込まれる。●脱レアアース関連のひとつ大同特鋼(5471)は地味な動きだが、26週線沿いに着実な上昇基調が続いていることから期待できそうだ。 

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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