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2012/07/27

◆毎年7月最終土曜日は「隅田川花火大会」が開催される日だ。今年は新たに東京スカイツリーも加わり、一段と華やかさを増すことになろう。筆者が初めて屋形船からこの花火大会を見たのはまだバブルがはじけて間もない20年ほど前のこと。友人が船宿の親父と懇意となり4〜5年間花火や夜桜見物、お台場めぐりなどに船を繰り出したものだ。屋形船から新名所となったアサヒビール本社の炎のオブジェを見て変な想像していた頃のことだ。今では当たり前のようにそこにあるが、当時は相当変に見えた。既に、花火を見るための場所取りは出来ており、薄暗くなってからゆっくり打ち上げ会場近くの船溜りに到着。ビール、お酒を飲みつつ料理をいただき、その時を待つ。ドン!と音がし、若干時間があった後に、川面を伝わってきた音の波が腹にドンとばかりに突き当たる。花火を身体で感じる瞬間が心地良かったことを重いだす・・。たいていは妻と一緒に出かけたものだが、当欄で時々紹介する食品・外食・流通関連の知友アナリストは花火大会の時、屋形船に連れてきた女性とその後結婚している。川面を走る風と花火の音波の心地よい衝撃はアルコールが入ったからだと気持ちをさらにゆるくしてくれたものだ・・。

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◆さて、日経平均株価は前日比123円高の8566円と続急伸した。安値圏での下ヒゲの長い十字足は、週明け以降のリバウンドを期待させる格好だが、さてどうか?前号で記したように、ノボトニー欧州銀行(ECB)理事が「欧州安定化メカニズム(ESM)に銀行免許を付与する可能性について述べた」、続いて、26日にはドラギECB総裁が「ユーロ存続のためにあらゆる措置を取る」と表明したことを手掛かりに、ユーロを売ってきた投資家のユーロを買い戻う動きが急となり、27日の東京外為市場で円は大幅続落した。もっとも、直近でユーロが大幅に売られたことにともなうリバウンドのレベルを超えるものではない。ECBがどこまで政策決定権を持っているのかを考えれば、資金の出し手がドイツである限り、ECB幹部の発言は画鋲に帰すこととなろう。ヘッジファンドの反対売買のチャンスを与えるだけであり、大きく叩かれた反動高以上のものを期待し、求めることは難しいはずだ。中国が景気刺激策にもっと前向きになり始めれば、心理的にも一段の改善が見込めるのだが。欧州経済は厳しく、米国経済も力強さが見えてこない。日本経済はもっと貧相だ。

◆先に、日経紙などが「穀物市況が急騰」と伝えた。軒並み歴史的な高値となっているという。上記の知友アナリストは「トウモロコシ、大豆、小麦粉などが代表的なもので、これらを原料として用いるパン、麺は厳しい。しょうゆやマヨネーズなど調味料系の企業も厳しい」という。銘柄は、キユーピー(2809)、キッコマン(2801)、日清食HD(2897)、山パン(2212)などがあり、飲料は穀物市況の影響は小さくそれほど問題にならないと指摘。そして、意外だが、日清粉G(2002)は唯一買える銘柄という。小麦粉は価格転嫁が可能であり、副産物で餌に使われるふすまがトウモロコシ価格に連動しやすく、価格上昇による売り上げ増加分がそっくり利益の増加につながるという。●大塚HD(4578)が続落。「大日本住友(45406)が統合失調症に貼り薬を開発する」と報じられたことが嫌気されたものだが、「26週線割れはいったん売却」とする。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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