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2016/02/25

◆日経平均株価は前日比224円55銭高の1万6140円34銭と3日ぶりに反発した。とはいえ、12日の3年4ヵ月ぶり終値1万5000円台割れ安値から翌営業日に1070円弱の大幅反騰があった後は、世界景気減速懸念による円高展開から投資家の買い意欲が後退、玉突き状の世界株安展開のワナから抜け出せきれないまま、1万6000円台攻防戦が続いている。きょうの動きが明日につながり、騰勢に弾みが付いて欲しいものだ。

 明日、開催されるG20(主要20ヵ国財務相・中央銀行総裁会議)で市場の安定化に向けてどのようなメッセージが出されるかに注目が集まるなか、為替市場で円が5日ぶりに反落、円高にひとまず歯止めがかかったことが買いを誘い、この日は後場後半の失速がなかった・!?

 もっとも、「みずほGF(8411)の労働組合が、日銀のマイナス金利政策によって収益が悪化するおそれがあることから、今年の春闘でベースアップの要求を見送る方針を固めるなど、金融業界でベースアップの要求を見送る動きが相次いでいる」とのテレビ報道もあり、消費関連セクターだけでなく、国内景気懸念が相場全体の重しとなりかねない・・。

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◆当欄中核30銘柄は27勝3分とこの日も順調。前号で記した住友鉱(5713)は37円高の1241円と反発。しかし、厳し状況に変わりはない。引き続き資源価格の相場に留意しつつウォッチングを継続・・。また●星野Rリート(3287)は1.8万円高の136.2万円と反発。一時137万円と前日からさらに前進し昨年8月高値水準挑戦が続く・・!。出来高も11日ぶりに1000台を超えた。前週末に超えた52週線からプラスかい離を拡大する動きに期待したい。

◆一方、日本を代表するトヨタ(7203)の株価続落基調が止まない。為替相場を映して自動車株への売り先行が止まない・・。前日に、メリルリンチ日本証券が、年初来の急速な株式市場センチメント悪化や為替のマイナス面を考慮して、自動車セクターを再考。同社株の投資判断を「買い」から「中立」に格下げしたことが売り材料視された・・。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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