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2007/01/11

◆楽天(4755・ジャス)は、前号の見方をすっかり裏切る情けない展開となった。前日は、「楽天は12月以来、5.5万円水準で突っ張っていたが、この日、逆行高した。(中略)同社のビジネスモデル陳腐化が懸念されてきたが、新たな動きに期待した買いが先行したもの。12月の直近戻り高値6.2万円を突破するようだと、チャート好転。上昇ピッチの加速が期待できよう。同社株が元気を出せば、新興市場全般も活気つく可能性が高い!?」と記した。一喜一憂しても始まらないが、この日は、6.2万円を取りに行くのではなく、前場寄り付きを高値にジリ貧商状となり、逆に、12月12日以来1カ月ぶりに5.5万円を割り込んでしまった。5.5〜6万円往来相場を持続できるなら、問題はないが、連日軟調展開が続く新興市場の逆風を自演してしまう可能性が高まる。

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◆外資系証券が、「今年の不動産、建設セクターは、金融庁との攻防戦が最注目点」という。消費者金融など貸金業界には昨年、貸金業法をつくり規制のタガをはめ込んだ。が、今度は、「不動産ファンド向け融資の監督強化策と金融商品取引法の施行」がカギとなるといい、「銀行の不動産業界向け貸し出しの伸び率が鈍化すれば、このセクターへの投資比重を引き下げる必要がある」という。本欄は若干意見を異にしているが、注意は必要だ。

◆従来、<原油高を先頭とした国際商品市況高が世界のホットマネーの動きを活発化させて>きたが、直近の国際商品市況は、続落基調にあり縮小気味だ。ただ、NYダウなど米国株は5カ月間の上昇基調のなかにあり、いつ上下に別れても不思議ないチャートだ。一方、日本株はといえば上昇期間は、昨年11月下旬からのたった2カ月にも満たない。今しばらく様子見気分の強い展開となるか。

◆本欄も注目の兼松(8020)は11月末の安値171円からほぼ一本調子の上げでこの日の高値232円まで上昇した。昨年5月以来の高値水準であり、11月安値以降着実な上昇トレンドを刻んでいる。■前日まで値上がり率上位に並んでいた橋梁株は、この日値下がり率上位にずらりと顔を並べた。代わりに、値上がり上位に並んだのは低位建設株。戸田建設(1860)が年初来5日続伸したのは本欄9日号で紹介したように、“三菱”買いの流れに乗ったものであり、チャート好転組みの奥村組(1833)は「建設業界のなかで、M&Aする側にとって、買収してなお買い方にお土産がつく有利な銘柄」だが、この日、一時値上がり上位にズラリと並んだのは株価水準が安いという以外に買う理由がない銘柄ばかりだった。

◆この日、来週の注目株としたのは、中国を中心としたアジア事業で収益を伸ばしてきたJUKI(6440)と、ここからアジア事業が業績を押し上げる加ト吉(2873)。ともに、ここから押し目を拾いたい銘柄を取り上げた。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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