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2006/05/24

◆きょうの東京は夕方前から雷雨となった。後場が引けた頃から雷雨になるとの朝の予報がぴたり当たった。午後8時半を過ぎても雷は鳴り止まない。西日本はともかく、今年の関東圏はどんよりとした天気が続いている。4月は降雨量が平年の5割増だったそうで、5月に入っても夏日水準は2日ほどあったのみ。既に梅雨に入っているのではないかとさえ思える日々が続いている。こんな時、困るのは衣料品や清涼飲料水をはじめとする季節性の商品を扱う消費関連業界。季節ごとのメリハリがはっきりしていることが、消費活動を活発化させるからだ。少量多種取り扱いのコンビニ売上高が厳しい状況にあるのも、このぐずついた天候が要因ともいえる(コンビニ成長神話などはなかったことが主因だ)。

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◆平均株価は、午後1時半頃に4月7日の年初来高値1万7563円以降の安値1万5508円まで下げた後、上げに転じた。308円高の1万5907円高値引けとなり3日ぶりに反発した。1万5500円を割れなかったことや外為市場で1ドル=112円台と円安に転じたこと、そして、IMF(国際通貨基金)が24日に発表した日本に関する年次報告書でいくつか指摘し、「日銀はゼロ金利を維持するべきだ」と指摘したくだりがあったことが買いを誘った。また、23日に銅市況が欧米でストップ高となるなど非鉄・貴金属、原油価格が急騰したことから、資源・エネルギー関連株が買われたことも上げをサポートした。■きのうは、TOPIX33業種中高かったのは医薬品株のみだった。が、きょうは逆にその医薬品株と安全性にリスクを残す空運株の2業種だけが下落し、31業種が上げに転じた。きょうの上昇率の上位は?当然ではあるが、「よく下げたものが、よく上がった」。平均株価が終値で今回の上昇相場の高値を付けた4月8日からきのう23日までの下落率上位の業種が上に並んだ。値上がり率トップは、値下がり率が3位だった鉱業の5.92%、2位は同4位の保険業、3位は同2位だった非鉄金属、4位は同トップだった証券・商品先物。5位だけが同23位(つまり、値上がり上位11位ということ)と毛色が違った本欄注目セクターの「鉄鋼」で、3.31%の上昇だった。市場体温計・新日鉄(5401)は13円高の423円高値引けとなった。■ちなみに、アジア主要16取引所の勝敗は10勝6敗と上昇が多く、2%以上上下にふれたのは、インドSENSEX30種のみで2.31%(249ポイント)反落と、直近相場のなかではやや穏やかな展開で終った。

◆もっとも、保険株の場合、三井住友海上(8752)などがきょう発表した前3月期決算は、「自然災害に伴う保険金支払いの減少が寄与」し、「自動車保険が回復し火災・傷害が好調」で、増収経常増益となった。しかし、よくみると会社計画には未達となった損保が多いことは無視して、リバウンドを狙う相場の勢いに乗って急騰したに過ぎないようだ。

◆ジャスダック市場のケーブルテレビ最大手・JCOM(4817・ジャス)は、時価総額が4729億円で同市場3位だが、新興市場人気が後退しており上場来安値圏にある。が、今06年2月業績は、前期比20%増収、61%経常増益見通しと急拡大が続く。予想PERは25.6倍。新興市場人気回復を待つか、ここから打診買いして待つか。◎インデックス(4835・ジャス)の15万円以下は中期買い場。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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