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2011/02/08

◆日経平均は前日比43円高の1万635円と3日続伸、TOPIXもまた3日続伸しともに連日で今年の高値を付けた。7日の米国では、日米国債の利回り格差が格大、円は主要通貨に対し下落した。米国でのM&A増大や企業業績の好調を背景にNYダウは6日続伸し1万2100ドル台乗せ、S&P500種指数も3日続伸し1300ポイント台を着実に上昇した流れを受け、朝方から買いが先行した。ただ、比較出遅れ感がある金融セクターなどが値上がり上位となる一方、先駆株には利益確定売りが先行、輸出関連セクターの値上がり幅は限定的となり、1部市場では値下り銘柄数が値上り数を上回った。そして、日経平均の日中値幅はわずかに25円強!にとどまった。値上がり銘柄数は1部市場全銘柄の37.8%にとどまる632(日経指数採用225銘柄では49.3%となる111)、値下がり銘柄数は51.0%にあたる852(同40.4%の91)。そして、前日比変わらずは51銘柄増え183(同7増の23)と急増、模様眺め見気分が強まっていることを示唆した。25日移動平均の騰落レシオは5.4%上げて128.9%まで上昇、ピンク信号が点滅を続けている。■自力走行不能の日本株だが10−12月期決算好調に後押しされ、かつ、米国、欧州株式の上昇に後押しされここまできた。しかし、先行して上昇してきた銘柄になお、上値を目指せというには新しいグッドニュースや調整が不可欠だ。

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◆筆者注目株も前日決算発表の戸田工(4100)が朝方から売りが先行し、前日戻り高値に対し70円安の871円までみた。今11年3月期連結営業益を増額修正したものの純利益予想などを減益修正したことから利益確定売りが広がった。昨年11月の直近安値671円から1月19日高値947円まで41%の上昇とあって、96年1月以来の4ケタ回復は、700円台後半の26週移動平均線もしくは、700円台前半の52週線への調整を行った後になる可能性がある?ただ、日米で電気自動車向けなどリチウムイオン電池のニッケル系正極工場の本格化への期待が先行き相場を下支えしそうだ。●スクリーン(7735)も810円の昨年来高値寄り付きの後、利益確定売りに756円まで突っ込むなど急反落した。そして、●科研薬(4521)も6日ぶりに反落した。大和証券CMが7日付けリポートで、「業績に対する見方は変わらないが、株価上昇により投資判断を引き下げる」とし、投資判断「2」(強気)から「3」(中立)に引き下げたことが売り材料視された。それだけ、利益確定売りが出やすい水準に上げていたことでもある。4日には06年来の厚い上値関門の頂点となってきた07年1月高値1054円を突破済みで、戸田工より先行きのテクニカルな条件は良い。業績は好調、12年には再生医療で上市第1号期待もある。慌てず、調整を見守りたい。●一方、25万円台に乗せ1月につけた昨年来高値を更新したのは「入居一時金が無料で低価格帯の有料老人ホームを運営する介護事業者」メッセージ(2400)。今後は、上記の特定施設「アミーユ」に加え、敷金、入居一時金なしで自立から要介護5までをケアする高齢者専用賃貸住宅「Cアミーユ」を成長の柱として位置づけて展開するとしており、一段の業容拡大、中期的な株価成長に期待し、全般調整色を強める場面を歓迎しつつ、引き続き拾っていきたい。●また、日本調剤(3341)は今も変わらず、52週線沿いの上昇基調にあることもうれしいことだ。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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