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2008/01/17

◆つかの間の和み!?日経平均株価は5日ぶり、東証2部株価指数は10日ぶりに反発した。新興3市場の指数も揃って反発した。米国株は下げたが、NY外為市場で急速な円安ドル高に転じたこと、前日までの4日間に日経平均が1095円の大幅下げとなっていたことから自律反発となったもの。後場途中にはアジア株安を受け1万3500円を割り込む場面があったものの、切り返したことが買い安心感を生んだ。また、前日の売買代金3.5兆円乗せ、出来高30億株台回復と売り買いのボリュームが膨らんだことが買い優勢の展開に導いた。この日の東証1部の値上がり銘柄数は全体の81%に当る1409銘柄となった。

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◆もっとも、このまま自律反発が続くというわけにはいかない?今は、昔のように東京市場だけでひとり歩きできず、世界市場の流れに組み込まれているのだから。ただ、この日、よく下げた銘柄ほどよく上がり、ディフェンシブストックとして買われていた医薬品などは逆に下げに転じたように、日本は昨年の主要国市場で最悪のパフォーマンスとなった市場であり、その分、反発力はあるはず。現在の投資家にとって一番気がかりな米サブプライムローン問題から派生した損失、金融機関の信用リスクが解決されるには時間がかかること。投資家が一番望んでいることは、信用リスク低下への環境が生まれること。利下げ、金融機関の損失額の概要が明らかになること、そして、最大のポイントは、米政府による公的資金の投入による救済であろう。日本の資産バブル解消は、最終的に公的資金の注入と長い時間の経過が必要だった。

◆そして、市場内部要因では、全般自律反騰相場の後、これまでとは違ったセクター、違った物色テーマでの相場が出現することが必要であろう。例えば、インフラ整備に巨大投資を続ける中東関連株。原油高騰にともなう巨額のオイルマネーを手に入れ、併せて海外投資企業への投資も手掛けている。この日、好人気となった業種にゼネコン株など建設セクターがある。国内公共事業が冷えたままであり、民間投資や住宅投資に期待が持ちにくいことから、建設セクター全般がかさ上げするかは疑問だが、先にも記したが、UAE(アラブ首長国連邦)で新交通システムや開発事業を手掛けている大林組(1802)や大成建(1801)、鹿島(1812)。また、出来高が前日比増加した清水建(1803)は75日移動平均線をこの日上抜いた。これは9月初め以来4カ月ぶりのこと。中東との関連ははっきりしないがテクニカル面では鹿島と同じ水準に位置し、200日線突破が目前となり建設セクターをリードしている大林組に次ぐ好パターンにある。そして、一番出遅れているのは大成建で、75日線突破が目前だ。低位思惑株では不動テトラ(1813)に目先資金が向かっている。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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