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2011/07/01

4日(月)は私用のため休載とさせていただきます

◆7月1日、カレンダー(暦年)では11年下半期入り、年度では第2四半期入りの日、日経平均は前日比51円高の9868円と4日続伸。米景気、短観を好感し200日線を上抜いた。6月30日の海外市場では、欧州株が南欧など財政問題を抱える国を含めて続騰し、米国ではシカゴ購買部協会発表の6月製造業指数が予想外に改善したことを受け、NYダウなどそろって大幅高で4連騰する強い動きが続いた。ユーロが続伸し円が下落、商品市況もNY原油が3連騰するなど株式市場を後押し。東京では、寄り付き前発表の6月調査日銀「短観」で大企業製造業の業況判断指数(DI)が現状は2四半期ぶりのマイナスになったものの、先行きはプラス2と改善見通しだったことから、主力大型株がリードする格好で買いが先行。日経平均は寄り後まもなく9900円を付けた。その後は利益確定売りもあってほぼ9800円台後半でもみ合ったが、終値で長期相場を占う200日移動平均線を2円だが上回り、5月2日以来の高値となった。

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◆一方、NYダウは6月30日現在で、週足は前4週間分を上回り、50週移動平均線を上抜いた。そして、日足ベースでは6月にWボトムを打った格好で急反騰してきた。ギリシャのデフォルト(債務不履行)懸念で売り優勢となった市場が、目先のギリシャ懸念は後退したとばかりに、巻き返し、攻勢に出たところだ。来週8日に発表される雇用統計にむけ、5日には欧州ではIMFが対ギリシャ第5弾融資実施を承認する見通しで米5月製造業の受注発表がある。6日には米6月ISM非製造業指数、7日米6月ADP雇用統計と株価材料の発表が続く。その流れのなかで、NYダウは5月高値から6週連続陰線で崩れた相場をどこまで切り返すのか、失速するのかを横目に、東京市場は写真相場?を演ずるか?直近で発表された経済指標からみて、まさかのひとり負けはなさそうだ・・。

◆この日、ファナック(6954)が5.5%の大幅高で、一気に1999年12月に付けた上場来高値1万4900円に急接近。6月29日付けの当欄でナブテスコ(6268)を紹介したきっかけはファナックの新聞報道だった。きょうは、30日に発表した11年3月期有価証券報告書に記された1〜3月期受注高を野村のアナリストが注目したことがサイトに紹介されていたという。加えて、日銀短観の11年度設備投資計画が42%増と市場予想を大幅に上回ったことから、業容拡大を期待した買いが膨らんだのだという。現在の日本のエレクトロニクス産業には、かつてのような世界に放つ光は見えない。自動車産業では、巨大な中国市場が成長しつつあり、一方では、電気自動車が台頭。そんななか、日本の自動車産業も曲がり角を迎えつつある。そんな状況下でも、自動車産業に限らず世界の工場自動化の流れは急加速している。そして、その中核を担うファナックの存在感は世界でも際立っている。といっても、ここから買うとなれば、いかにもハイリスクだ。まず、ウォッチングしよう。もしくは、ナブテスコや同様に精密制御減速装置を主力とするハーモニック(6324)に期待しよう。ハーモニックは3月に分割落ちした後、1900円台を中心としたもみ合い相場に終始している。1900円台前半をぼちぼち打診買いするのも一法。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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