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2010/12/24

◆日経平均株価は22日比67円安の1万279円と続落し、TOPIXも続落した。海外市場では、23日に格付け会社フィッチがポルトガルの格付けを発表しユーロが下落。米国では発表された耐久財受注、個人消費支出など経済指標が弱く、S&P500種指数は小幅ながら6日ぶりに反落。ドルも対円で下落した。この流れを受け、日本円だけでなく、韓国ウォンなどアジア通貨が上昇しアジア株は揃って下落した。円は東京外為市場で1ドル=82円台後半へ5日続伸、輸出関連株が利益確定売りに押され、22日に大きく上昇した金融関連株も下げ、NY原油先物の5日続伸はあったものの素材・資源株も利益確定売りに下げ幅を拡大した。■クリスマス・シーズンの連休の谷間とあって、海外投資家の多くは休暇。市場参加者は減少し、模様眺め気分は強く、出来高は前営業日比6.49億株減の12.8億株!売買代金も昨年12月25日(金)とほぼ同水準の8824億円(前営業日比4295億円減)と極端な薄商いで終った。日経平均の日中値幅はわずか27円弱にとどまった。週が明ければ、10年相場はラストラン、4日を残すのみ。

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◆11年前半もなお欧州の債務危機の広がりへの警戒感は解けそうにない。むしろ、EU第4位の経済規模の国スペインへの波及が恐れられている。米国では金融緩和による景気回復がなり、デフレ懸念は一掃されるか?それとも、一段と過剰流動性が膨らんでいき、結果、金融・資本市場を危ういものとするか?また、10年の世界経済を担った中国がインフレ警戒から金融引き締め気味に転じたことは、懸念材料。しかし、共産党独裁下にあり、一ケタ台でも高めの安定成長を持続しなければ 党独裁に懸念が生じる国だけに、中国の経済舵取りはなお注目され続ける。一方、インドは一段と存在感を増しつつあることは、アジア新興国の成長がなお描けることにつながる。そんな状況下、日本の存在感はさらに希薄になる?それとも、悲観のなかに楽観の芽を見つけることは出来る?

◆11年の筆者期待の銘柄は、引き続きマクドナルド(2702)とした。会社が変化の只中にあり、経営の舵取りが引き続き注目できること。売上高営業利益率の上昇など株価を図る物差しもさらに向上しそうなことも魅力的。当欄では最大の欠点は株価上昇時に出来高が細り、直近の下落場面で膨らんだことだとした。しかし、75日移動平均線や13週線にタッチしたところで下げ止まった後、20日からの戻り場面で出来高が膨らんできたことは、08年12月の直近高値2170円をクリアして、04年以来の2500円台回復への期待が高まることになる。●今年注目の調剤薬局2位で後発品製造を本格化した日本調剤(3341)は6月高値からの下げでも、52週線にしっかり下支えされ上昇基調を継続。再び、上値を試す動きが見られ始めた。●日化薬(4272)は変わらずの854円で取引を終了。この日13時半に今11年5月期通期連結経常利益予想の増額修正を発表した直後に上げたものの結局、前日終値を挟んでもみ合う展開となった。野村証券は「抗がん剤ジェネリック(後発医薬品)での高い競争力を有し、日本の抗体医薬バイオシミラー(バイオ医薬品後発品)の勝者になる」と評した。09年8月以来1年4カ月にわたり上値岩盤となっている800円台央を突破できれば、4ケタ相場は簡単と思えるが・・。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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