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2010/10/28

◆一気に冬仕度。前日は朝コートを着た人はいなかったが、きょうは違った。雨も冷たくコート姿が電車の中に急に増えた。東京株式市場もこの日の出来高を見れば14日以来2週間ぶりに20億株を超えたが、大引けに225先物に絡む商いが膨らんだ結果と見られ、もよう眺め気分の強い相場から脱することは適わない。個人投資家も東京市場の不甲斐ない相場に手を出すことが次第に少なくなっている。 27日の米国市場では、米連邦準備制度理事会(FRB)の段階的な国債購入による金融緩和策では市場の期待を満足させるものにはならないとの見方から、国債が下落、ドルの利益確定売りが広がり、株式・商品相場は売り優勢の動きとなった。■この流れを受け、日経平均は前日比21円安の9366円と反落、TOPIXは4日続落で終った。27日の米国市場でドルが上昇したことを受け、株式市場、金、銅、原油先物市場が下落した流れを受け、東京為替市場でも円が3日ぶりに上昇。素材・資源株、輸出関連株が下げ、金融関連株は年初来安値更新銘柄数が膨らみ、好決算発表銘柄への物色人気は続くものの、模様眺め気分は一段と強まった。日経平均は日本銀行の金融政策決定会合の結果が伝った午後に急伸する場面があったものの、すぐに通常の動きに戻り、1日の上下幅はわずか63円と小幅にとどまった。

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◆当欄注目のマクドナルド(2702)が小幅ながら続落した。27日に発表した今10年12月期第3四半期(1〜10月期)連結経常利益は前年同期比28%増の217.7億万円と上場来最高益を更新した。しかし、アナリストから、「月次売上高の好調からみて利益の出方が少なすぎる」との指摘がリポートにあったことが嫌気されたという。が、当欄では、26週移動平均線、52週線沿いの上昇基調が続いており、今年6月高値まで戻してきた。7月に下げたが、52週線には余裕があった。直営店経営からフランチャイズ方式に転換したこで利益率が高まることは先行き株価刺激要因となると見ており、08年12月高値更新は難しくないと捉えている。

◆メッセージ(2400)は2月に21万円台の金融危機後の高値を付けた後、21万円処が上値関門となってきた。しかし、リーマン・ショック時の08年10月28日に上場来安値5万9000円を付けて底入れし、09年4月から26週移動平均線に下支えされ上値を追ってきた。今春の欧州財政危機のなかも、5月以降は52週線に沿った頑強な下値切り上げの展開が続いてきた。三角保ち合いが煮詰まったここから上放れするかどうか注目したい。同社は中四国中心に介護付き有料老人ホームを運営するが、関西、関東でも展開している。22日付け日経産業新聞では、「2014年度までに高齢者専用賃貸住宅を現在の4倍の80棟に増やす。政府の補助が見込める高齢者専用賃貸住宅ビジネスを新たな事業の柱に育てる。東京など3大都市圏に1棟当たり50室前後の小規模な賃貸住宅を開設する」と報じた。先行きの業容拡大を期待し時価から打診買いも可。ただし、19万9000円台の26週線はともかく、19万6000円台にある52週線を割り、一段下を模索する格好となった時はロスカットすることが不可欠。逆にあっさりと高値更新した場合は、追撃買いでいいとみる。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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