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2010/05/07

◆2日間きりの5月第1週の東京株式市場で、日経平均は朝方から売りが先行し前日比331円安の1万364円と大幅続落。TOPIX業種別株価指数は連日で全33業種が下落する全面安相場となった。欧州発の市場混乱は為替の円続騰となって輸出関連株、金融株を押し下げた。6日の米国株式市場では、NYダウが347ドル下落して終ったが、一時は誤発注と見られる売りに1000ドルを超える下となり、一部取引の取り消しが言われるような大波乱があった。米国株の下げは、米国の景気回復・企業業績好調を買ってきた今春相場が当面いい水準まできたことの象徴か。いずれにしても、米国株は、5月以降も景気が回復していくのか、先行き足踏み状態に移って行くのかを見極める時間帯に入ってきたのかもしれない。結果、模様眺め気分が強まる?7日発表の米雇用統計が株価押上げのきっかけとなるか、それとも、足を引っ張るか?注目したい。残念ながら、東京市場は、売買シェアの6割前後を占める海外勢の動向、すなわち、本国の株式市場の動向に左右されるのだから、当面は、米国株の動向から目を離すことはできない・・。

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◆1990年代のアジア通貨危機時、韓国はIMFの支援を受け厳しい緊縮財政が強いられた。が、為替の下落を追い風とした輸出主導で立ち直っていった。しかし、ギリシャはユーロという単一通貨のなかに組み込まれており、通貨下落による調整は不可能。結局、ユーロから離脱するしかないとの声も聞かれる。週は替わっても、引き続き、欧州、中国動向を横目に、米国株の動きを羅針盤とした相場が続きそうだ。そして、決算・業績動向に反応する短期決戦型相場に向かっていくか、頑強な中勢上昇基調が続く銘柄群を静かに拾っていくか・・選択は投資家がする。

◆きょうは、勝ち組だった2巨人が大きく下げた。任天堂(7974)は6日に、今2011年3月期連結営業利益は前期比10%減となり、2期連続で減収減益になる見通しだと発表した。据置型ゲーム機「Wii」の販売台数計画を前期比1割前後減の1800万台としたことが響く。ゲームの世界が違ってきた結果との見方も売りを誘う。●また、「ユニクロ」のファストリ(9983)は4月の「ユニクロ」既存店売上高が5年半ぶりに2カ月連続で2ケタ減となったことが失望売りを誘った。消費不振の中も「勝ち組」として評価が高かっただけに、失望売りが出やすくなった。急落ならば、挽回策に期待。

◆一方、マクドナルド(2702)は高値引けで4月26日の年初来高値を更新。08年12月の新大型商品戦略に湧いたころの高値2170円をトップとした三角保ち合い突破から新たな相場入りが鮮明化する!まだまだ、腰は弱く、調整色を強める場面はあろうが、前2社とは逆に、厳しく長い無念の時代を乗り越えての新生マックとして見直す動きが強まっていくとみる。今週で10週連続週足陽線といっても、200円、1割強の上げ幅であり、上昇エネルギーを多くは消費していないはず。押し目はすかさず拾っていきたい。●高速鉄道関連株のナブテスコ(6268)は、7日引け後発表の前3月期決算で利益面が超過達成した。続く、今11年3月期は2ケタ増収、営業利益5割増益見通しを示した!4月年初来高値1304円からきょうは1098円まで下げた。200日線や26週線沿いの上昇基調に、今期予想1株利益64円から新たな相場入りを期待!

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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