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2007/08/28

◆安倍改造内閣が発足したが、市場には、主たる投資家である外国勢が動きを潜めていることもあり、歓迎の余裕もないまま、米国株反落を受け、出来高13.3億株、売買代金1.88兆円の1日商いでは今年最低を記録する閑散相場の中、小反落した。●ここぞと期待のMUTOH(7999)はいったん718円まで買われ、99年12月の高値710円を更新したことが、買い方の目先目標達成感を生んだようで、急失速。逆に100円安の580円ストップ安に売られ、ストップ安ウリ気配で50万株弱の売り物を残してしまった。前号の記事は400円を突破した時にこそ書くべきもので、遅きに失した感があると思わず自戒。猛烈反省が必要。が、一度、350円超の長期上値ネックラインを突破した銘柄である。仕手思惑株化の過程かどうか注目していきたい。●もう一方の思惑株・日電工(5563)が、58円高の878円まで買われ7月高値877円を1円だが上抜き、6月5日に付けた1990年7月以来17年ぶり高値903円に急接近、結局865円で7連騰し、東証1部市場の値上がり率15位となり、まずは格好がついたとはいえ、散々な日となった。欧米株が懸念材料である、サブプライムローン派生商品への懸念を拭いきれていないことも足を重くする。

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◆目立ったのはTOPIX業種別株価指数で、値上がり率1.45%でトップとなった海運セクターの元気ぶり。が、7月にかけ長期上昇相場を遂げた後だけに、戻り待ちの売りも待ち構えていそうだ。なかで、25日移動平均線を連日で上回ってきたのは住金系の第一汽船(9132)のみであり、逆に、郵船(9101)はきょうにも25日線を75日線が上回るデッドクロス(先行き調整相場入りを示唆)する可能性が高く、きょうあすの海運セクター全般の動きは注意が必要と見るが、さてどうか。

◆先に注目の大同特鋼(5471)は923円まで買われ、9日の直近戻り高値910円を上抜き、2月26日の年初来高値938円突破を狙う構えだが、7月25日に75日線が200日線を上抜くゴールデンクロスを示現した後のことだけに、先高期待感が膨らむ。が、クレディ・スイス証券が21日付けで「円高メリット、ニッケル市況急落などをふまえ、今3月期営業利益を増額修正」し、投資判断「アウトパフォーム」(強気)を、目標株価を960円から1120円に引き上げたことが手掛り材料視されているというだけでは、昨今の状況下、利益確定売りのチャンスとも考えられるが、結果は?

◆ならば、多摩地区の中核都市として成長著しい立川市に基盤を置く含み資産株兄弟の新立川(5996・東2)と立飛企業(8821・東2)のもたつき場面を中長期買いするべきか。新立川は立飛企業に株価人気化で一歩出遅れた分、今、3400円絡みでもみあってはいるが、下値が着実に上昇しており、10日の1991年12月以来の高値3550円突破から一段高に進むと期待される。ちなみに、両社ともシンガポールの投資ファンドが5%超の株主として先ごろ登場したばかりだ。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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