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2010/11/18

◆明日は、シドニー在の姪っ子が4年ぶりに来日。1カ月の休暇の半分強を日本で過ごすことに。10月のソウル行以来、妻の顔はほころび放しだが、こちらは、懐具合が心配・・!秋から冬に向かうなか、最寄駅までの桜並木は朝ごとに黄葉のじゅうたんが敷かれ、季節感たっぷり。それも、あとわずかで終る。そして、四国の山村で、色づき始めたころからもぎ取って食べていた富有柿を食べることが出来るのもあとわずか・・。

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◆日経平均は前日比201円高の1万13円と大幅続伸した。前日に、海外市況悪のなかも東京マーケットが独歩高した流れは夜が明けても変わらず、海外勢をはじめ出遅れ市場の東京市場物色の動きが一段と加速した。日経平均が1万円台を回復したのは6月22日以来ほぼ5カ月ぶりのことだ。そして、日足ベースでは200日移動平均線をほぼ6カ月ぶりに回復し、週足ベースもほぼ半年ぶりに52週線を回復。先高期待感が膨らんだ(もっとも、200日線、26週線だが6月相場では上値関門となってしまった)。●17日の海外市場では、米国で発表された10月の住宅着工件数、消費者物価指数とも予想を裏切る弱い結果となった。つれて、追加金融緩和への攻撃は後退し、NYダウは続落したものの、S&P500種指数は上昇した。そして、東京外為市場では対ドルで小反発したが、対ユーロでは3日ぶりに反落し、輸出関連物色の流れは続いた。前日は大幅安したアジア株だがこの日は一転、急反騰し東京を後押し!?東京市場ではこれまで出遅れていた金融関連が大幅続伸。TOPIX業種別株価指数で全33業種が上昇したのは今月5日以来のこと。上位に付けたのは金融セクター。トップの証券・商品先物は4.82%の大幅高で4連騰。市場活況化期待と出遅れ感が買いを集めた。●これまでがダメ市場だったことから、極端な数字が多く生まれた。出来高上位30銘柄の星取表30勝0敗は6月21日以来今年2度目。ただ、出来高は前日比ほぼ9億株増の24億株超と大幅増だが、売買代金は1.55超円まで増えてきたものの、相場がもう一段も二段も上げていくには力不足。しかし、1万円台に乗せて終り、ではいかにも残酷。出遅れ感が薄まるまでは堅調相場が期待される。もっとも、「出遅れ感が薄まる」水準を規定できないのが他力本願の東京マーケットの悩みなのだが・・。

◆当欄注目では、栄研化(4549)が6月以降のボックスを完全に抜け出した。大塚HDの東証上場だけならその上場前に、栄研化は売却すべきとは前号。その見方は不変。当欄では、有利子負債ゼロで1株純資産890円の感染症関連株として4月高値948円はあっていい最低水準と捉えているのだが・・。●トヨタ(7203)は3200円台に乗せ、200日線が目前となった。1月高値4235円から11月安値2800円まで下げての反騰に、きょうはホームページ上で、「12年までに新型HVを11モデル投入」するなどエコカーの開発・投入計画、次世代二次電池研究成果など今後の環境技術への取り組みを公表した。世界に広げすぎた工場網の再編などが懸念材料だが、これは緊急課題ではない。200日線突破に期待。●ホトニクス(6965)は3月後半以降の壁2700円台に乗ってきた。あと、少しだ。この壁突破からリーマンショック時水準の3200円台挑戦が期待される。   

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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