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2007/06/19

◆日経平均株価は寄与率の高い値がさ輸出関連株の踏ん張りで小幅ながら4日続伸したが、投資家の感覚はTOPIXの4日ぶり反落が正解となっただろう。TOPIX業種別株価指数33の星取表は9勝23敗1分け(鉄鋼)だった。前日の米国株安が気迷い気分を増幅させた。日経平均のほかで上昇したのは東証2部株指数とジャスダック平均株価のみ。東証1部の値下がり銘柄数は1100を超え、値上がりは500に満たなかった。前日は、「バラ積み船運賃の急騰背景に」ストップ高銘柄が続出した海運株が、この日は、「バラ積み船運賃が下がっている」との報道に躓(つまづ)き値下がり率1位と暗転したのはいかにも日計り相場の感。ちなみに、アジア太平洋17カ国・地域市場の代表株価指数(日本は日経平均株価)は13勝4敗(日本・タイ・フィリピン・パキスタン)と勝ち組が圧倒したのだが、日本は蚊帳の外。1万8000円台の日経平均で上値を追えない景気・企業業績・株式需給ではないはずなのだが・・・。まあ、ここまで日経平均・TOPIXはじり高できたのだから、この後もしばらくじり高基調が続く可能性が高い。ただ、TOPIXは2月に1823ポイントまで買われ、1994年高値1712、96年1725、2000年1757、06年4月1783ポイントと重い1700ポイント台上値関門を突破している。つまり、24カ月移動平均線が下支えをし、中長期GO!サインは点灯していると考えてよい。

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◆海運株については、前号で述べた。郵船(9101)、商船三井(9104)など主力海運株のPER修正相場は続くとの見方をとるが、中小海運株にはリスクを抱え込む必要はないと診ている。さいわい、直近紹介してきた原子力発電関連の一角にあり足元業績がよく、中長期業容拡大が期待される本欄推奨銘柄は上値を追った。●岡野バルブ(6492・東2)は3月末の489円を基点に上昇基調を強めており、この日は、一時40円高の1070円まで買われ、3日連続で年初来高値を更新した。●そして、トウアバルブ(6466・東2)は4連騰し2.5万円高の43.8万円まで買われ、6月4日の直近戻り高値を更新し、5月1日の上場来高値46.8万円を射程圏内に捉えた。両社の共通項は、原子力発電に不可欠な高温高圧バルブや部品の予備弁を手がけ、現在は発電所のメンテナンス事業が主力になってきたこと。米国など世界の原子力発電所建設はこれから発注が開始されるのであって、原子力産業が高成長を続けるのは2012年前後といわれている。相場のタームは長いのだから、月足チャートを重視しつつ、週足、日足をチェックすることが必要か。●うれしいのは、日ギア(6356・東2)(11日、12日付け本欄参照)が11日の年初来高値549円を更新したこと。11日の日足は、12日の本欄で述べたようなまるで天井足のような「高値圏での長大上ひげの日足」となってしまったが、きょう49円高の564円高値引けとなり、11日高値を更新したもの。東証2部市場の値上がり率ランキングで5位となった。これで、週足さへ変な格好にならなければ、700円水準まであっても不思議ない。

◆工業用精密ネジ大手の日東精(5957)は900円手前の昨年6月以来の上値関門突破が目前だ。業績は申し分なく、出遅れを一気に取り返す相場が期待される。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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