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2015/08/20

◆日経平均株価は前日比189円11銭(0.94%)安の2万33円52銭と3日続落。7月10日以来の安値水準となった。19日発表の7月米FOMC議事録要旨では利上げ時期が読み切れず、不透明感が続くとみられ米国株は続落。欧州株は4日続落。外為市場で円が朝方から対ドルで買いが先行し、日経平均はジリジリとマイナス幅が拡大。後場に入り、中国・上海総合指数がいったん下げ幅を縮小したことから下げ幅を急縮小する場面があったものの、上海総合指数が大幅反落展開となったことから、ほどなくマイナスに転じ、引けにかけ下げ幅を拡大していった。米国株式・為替相場、中国株式市場に面喰う日々が続く。

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◆こんな場面で、自分の手持ち銘柄を見直す好機。短期投資はともかく、ここは中・長期仕込み銘柄、注目銘柄、手慣れた銘柄を見直したい。実に、地味系だが、証券時代からの注目銘柄であり、有賀アナリストのカバー銘柄であもある●アリアケジャパン(2815)が調整展開となっているが、5000円トビ台の13週線接近場面から買い場を探したい。全般一段安展開となれば、4500円水準の26週線まで想定する必要がある。が、長年同社を取材してきた有賀泰夫アナリストは、「同社は10年ほど前に欧州への進出に踏み切った。しかし、味が命運を制するため、ユーザーが慎重なために欧州浸透に時間がかかってしまった。しかし、その欧州でのビジネスが本格的に立ち上がり始めたことから、今後は日本と同様に同社に並ぶ企業がないため、欧州など海外での成長が業績のけん引役となる局面がやってきたと言える」と指摘。そして、「前期決算は直近の四半期から海外寄与度が劇的に高まっているので、内容をよく見ると機関投資家が買いたくなるものとなっている。同社は天然調味料のトップ企業であり、もう少し実態がわかる表現を使えば、日本の加工食品、中食、外食の味を牛耳っている会社といえる。数十年前にローコストのエキス抽出法を開発したことにより、国内では他の追随を許さない企業に上り詰め、既に国内においては同社製品が隅々まで行き渡った。結果、世界へ打って出たものであり、欧州での展開が見えてきたここは、全般波乱シーンでの同社株の打診買いをまず入れ、次の買い場を探したい。■プリマハム(2281)も7月に1996年7月以来の高値を付けた後、この日は1割超下げ370円まで下落。しかし、年初来下値サポートラインとなっている13週線が支えており、26週線も358円と下値に控えている。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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