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2005/11/04

◆平均株価が朝寄り付きから1万4000円台に乗せ、途中、高値警戒感からあるいは利益確定売りに押されたものの深押しはなく、大引けにかけてのインデックス買いに4日続伸。01年4月26日の第一次小泉政権発足時の終値(1万3973円)を抜き、同年5月23日以来の1万4000円台回復となった。鉄鋼、海運、空運など市況産業関連中心に6業種の株価指数が下げたものの、残り27業種は上げた。これまで蚊帳の外に放って置かれた証券株は買いの回転が利き始めたことから、目先資金の流入が活発となっており、この日の東証1部値上がり率トップとなった。ネット証券の決算がすこぶる好調で、野村が新たなネット戦略を展開する見通しにあり、証券界の新たな動きが始動していることも背景。また、市場体温計みずほFG(8411)は8連騰し連日で上場来高値を更新、この間に25%の急騰となった。大手銀、地銀ともネット経由の個人投資家などの資金がどっと流入しており、連日の攻勢が続いている。いささかテンポが早すぎるきらいはあるが、「行く時は行けるだけ行け」ということだろう。この動きは、日銀が来春の量的緩和解除をすることを前提としたものであり、金利上昇後の銀行セクターの業績伸長を織り込むものである。「デフレ脱却、景気・企業業績回復」を期待した買いだが、平均株価1万4000円台達成記念に利益確定売りが出てきても不思議ない。市況関連株にややブレが目立つが、例えば、鉄鋼株では新日鉄(5401)や住金(5405)は25日移動平均線沿いに下値を切り上げており、この流れを延長するのかがテクニカルなポイント。9月29日の高値を抜いていない分、次の、平均株価押し上げの中心セクターとなる可能性もある。注目したい。また、医療費抑制の動きに医薬品株価指数も10月7日の高値を見上げる格好となっている。しかし、2日付け本欄でも記したように武田薬(4502)は売上高の5割超を海外で上げている。同様な状況のエーザイ(4523)とともに、国内要因による業績感応度は比較低位。鳥インフルエンザワクチン関連といわれる中外薬(4519)がきょうも活況裏に上場来高値を更新している勢いに任せ、武田やエーザイをこの押し目から買いたい。

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◆あの動きの重かった岩谷産業(8088)が急騰し400円台に乗せた。「液化酸素など工業ガスを値上げ」との報道が一部であったことが材料視されたが、水素事業で国内トップの同社への期待値は高い。当面は、90年代前半の上値関門だった450円処を、中期的には600円相場を目標としたい。◎また、昨年4月の高値に肉薄している安川電(6506)も設備投資増を背景にFA機器などが好調で業績はすこぶる好調。07年3月期1株利益は50円超が予想されており、現在水準は割安感が強い。4ケタ相場時代に向け強気で攻めたい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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