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2011/12/14

◆最寄駅まで続く桜並木通りでは冬支度が終ったようだ。桜は大半の葉を落としてしまい、夏のように葉で受け止めて、「通り雨」から守ってくれることはなくなった。また、この2〜3年の間に、並木通りの家の有り様が様変わりしていることに気付かされる。もう一本隣の道路沿いの建築風景が先におしゃれになったが、桜並木通りも変わっていたのだ。一方、駅に行く別の道路沿いにあった駅前商店街は、いつの間にか住宅への建て替えが進み、商店街の態をなさなくなってきた。そして、我が家のすぐ傍の商店街もまた、後継者不足や来店客の減少で寂しい冬の景色。近くにある小学校は、マンションや住宅建設増に伴う児童数の増加に対し、先年、建て替え、新校舎となったのだが・・。商店街の人たちもいろいろ知恵を絞っている、が、ベッドタウン化した近隣の人たちが商店街にやって来るのは季節のイベントがあった時くらいで、風景は年毎に寂寥化している。我々夫婦は銭湯が好きで、かつて、歩いて2分の距離にあった近所の銭湯に通ったものだが、今は住宅が並んでいるばかり。そして、銭湯は、ひとりで行く時は自転車で、2人ならば車で行く距離にしか無くなった。冬に向かって季節が深まるなかで、自転車では湯冷めしカゼを引いてしまうのがオチか。

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◆日経平均は前日比33円安の8519円と続落した。13日の欧米市場ではユーロが下げ、欧米株とも続落した。東京外為市場でもユーロが対円で急反落したことから輸出関連が下げ、NY原油先物が急騰し4日ぶりに1バレル=100ドル台を回復したものの、資源・エネルギー関連株は下げた。欧州景気、国内景気後退懸念が投資家の腰を重くし、「海外勢売り、年金などの買いで株価の急落を押しとどめている」格好の相場から逃れられないでいる。この日の値上がり率ランキングトップ10のうち(2ケタ台の銘柄6を含む)8銘柄が200円以下となる連日の低位材料株物色は、今は、中長期投資するには不安要素が多すぎると投資家の腰が引けた結果だ。■欧州債務危機対策では、先のEUサミット決議は「時間稼ぎ」として一時的に有効だが、ゴールは遠くタフさが要求されている。この日は、13日にドイツのメルケル首相が欧州安定化メカニズム(ESM)の基金規模の上限引上げに否定的な見方をとったことがユーロ売りを誘った。米国では13日の米連邦公開市場委員会(FOMC)後の声明で、市場が期待したQ3(大規模資産の購入による量的緩和第3弾)がなく、金融政策の現状維持を決めたことがドルの買い戻し、株式売り優勢につながった。しかし、Q3はないとは前日の米国市場で一部アナリストが唱えていたこと。NYダウは続落したものの依然、長期相場を占う200日線は維持している。

◆日経平均はといえば、12月に入り、25日線と75日線に挟まれて窮屈な相場が続いている。窮屈な相場は長く続く筈はなく、上下どちらかに放れる?●マクドナルド(2702)は2119円を付け5月の年初来高値を更新した。年末にかけての相場になお期待しよう。●ベルク(9974)は1100円台前半でのもみ合い続いているものの、大納会の週には26週線が下から追いつき、突き上げる格好となる。そして、新年への期待をつなぐことになりそうだ。●コスモス薬品(3349)は急反落だが、下値には6週線から52週線までそろって控えており、「押し目買い」の姿勢を継続。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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