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2006/12/14

◆12月第1週、海外投資家は5918億円買い越し、今年最高だった4月第1週を上回った(14日に東証が発表した12月8日の週の投資部門別売買動向)。一方、個人は2195億円売り越した。が、8日現在の3市場信用評価損率はマイナス7.4%と約7カ月ぶりの水準まで回復してきた。日経平均は11月27日の直近安値1万5615円から14日1万6829円と1200円強上昇。10月の戻り高値1万6901円に接近してきた。引き続き、海外投資家動向が市場をリードするが、注目したいのは、来週発表される15日現在の信用評価損率。これまでの経験則は、「信用評価損率がプラスになった時は、相場がピークを迎えた、持株は売却すべし」である。これは「投資家は利益の出ている銘柄を売り、買値を下回った銘柄は回復を待つ」から、若干マイナスになっているレベルがちょうどいいバランスとなる。プラスに転じるほどの良いパフォーマンスはそう長くは続かないよ、ということ。

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◆米ナスダックがロンドン証券取引所を(敵対的)買収すると発表した。欧州株式市場は好人気が続いているが、M&Aが背景にあるという。となれば、日本市場だって!・・、来年5月から海外投資家による日本企業買いに「三角合併」解禁されるが、既に、国内大手企業による敵対的M&A宣言第1号が今年出現した。王子紙による北越製紙への敵対的TOB(株式公開買い付け)が先に市場をにぎわした。明星食品(2900)に対する米投資ファンドのTOB攻勢と「ホワイト・ナイト」日清食品(2897)の登場などが話題を呼んだが、来春の日経平均はM&A(騒動?)が株式市場を活気づけると見るべきだ。

◆14日の市場は同日発売された東洋経済「会社四季報・新春号」に記載された業績予想。この日、某サイトで注目株とした中外炉(1964)は13円高の452円と続伸。450円手前のモミ合いを上抜いたことで、短期で600円台をメドとする新たな上昇相場に入ったとみてよい。新四季報では、今3月期経常利益は従来の小幅減益から前期比23%増の39億円に増額され、来期は32億円から42億円に増額された。●日製鋼(5631)は925円まで買われ90年6月以来となる8月につけた928円の上値関門突破、一段上の相場入りが目前だ。新四季報では今3月期経常利益は前号の155億円から210億円に増額修正された。

◆島津製(7701)が急伸した。一時、1079円、90年8月以来16年ぶり高値となった。東京都は13日に、都として始めて「(食中毒を引き起こす)ノロウエイルス警報」を発表したが、同社は同日、ノロウィルスを効率よく検出できる試薬を開発したと発表したことがうまく重なったことで買いが膨らんだもの。本欄のような島津応援団には、「ありがた迷惑」だが、利益確定売りをはさみながらの「やや強気」で対応したい。●先に、推奨してきた「えんぴつで奥の細道」の三菱鉛筆(7976)は10月12日の直近安値1374円からほぼストレート高で12日には1915円に買われたが、きょうまでの2日間で1783円まで132円安した。急騰には急波乱があるのは当然だが、いったん「様子見」としたい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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