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2005/12/08

◆注文誤発注の「ジェイコム(2462・マザ)・ショック」が市場を襲った。TOPIX業種別指数は33業種全て下落し、平均株価は301円と今年3番目の下げ幅。久々の下げらしい下げとなった。値下がり銘柄数は1354と約8割を占めほぼ全面安だ。「このまま突っ走って、年末年始に天井にならないように」と、本欄は期待していたが、思わぬ形で調製局面入りを告げた?ようだ。それにしても、先に午前中システムダウンしたばかりの東証のコンピュータシステムはどうなっているのだろう?きょう上場した人材サービス事業及びマルチメディアサービス事業(といわれただけでは、何をやっているかよくわからないが)を展開するジェイコムは上場時の発行済み株式数がわずか1万4500株(売買単位は1株)。61万円で1株売りとすべき注文を、1円で60万株とし発注してしまったことが発端。発注者側の責任は無論だが、東証のコンピュータが誰でもわかる誤発注を受け付け執行してしまうシステムだったことは非難されて当然であろう。至急、異常注文を受け付けないシステムに切り替える算段をすべきだ。きょう東証マザーズの売買代金は4890億円と過去最高を更新したが、そのうち4213億円はジェイコム(誤発注に伴うもの)。なお、この売買代金4213億円は93年に新規上場した時のJR東日本(9020)の4370億円、今年11月29日に記録したソフトバンク(9984)の4314億円に次ぐ史上3位の記録という。市場に誤発注ショックが広がった。誤発注した証券会社が巨額の損金の穴埋めに保有株式を幅広く換金売りするのではないか、売ってしまったが無い株券をどう手当てするのか、一方、買い手はジェイコム社を61万円強でそっくり取得できるのか、誤発注証券会社を系列にもつ某メガバンク?はどうするのか。いづれの関係者も針のむしろに座っている心地しかしない日々が続きそうだ。

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◆8月8日を基点とする今回の相場は、平均株価が1万4000円台を超えた後、高値警戒感が強いなかで想像をはるか超えた強い勢いで1万5500円台へと上昇した。5月以降8本連続で月足陽線を刻む勢いだったが、ここは調整歓迎の姿勢で新年注目株の買い場を探そう。注意すべきは、日銀総裁の金融の量的緩和解除の時期。「政府のいいなりは、リスクが生じる」という日銀総裁。政府と意見が分かれるが、市場には、「早すぎる緩和解除はリスク」との見方があり、相場の調整要因となるか?■引き続き、金・非鉄市況上昇を背景とした住友鉱(5713)など非鉄株の押し目を拾うべきだ。◎また、11月に棒上げし2000年10月以来の1万円台回復を示現したソフトバンクは、リバウンド狙いで買い場を探したい。◎日阪製(6247)は浜松ホト(6965)同様に、かつての片倉(3001)や写真印(7915)、CCC(4756)のような長期上昇トレンドを形成する銘柄として押し目を歓迎しつつ買っていこう!

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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