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2009/12/21

◆2009年相場も余すところ2週。日経平均は前週末比4円高の1万183円と3日ぶりに小反発した。年末控えと海外のクリスマスウィークのなか、内・外勢とも動きは乏しく、出来高は15億株台まで減少し、売買代金に至っては9835億円となり1月19日以来の1兆円割れ。これは、全日ベースでの今年最低水準となる。そして、日経平均の日中値幅はわずかに32円と極端な狭さ。これは、1986年2月21日以来、23年10カ月ぶりの低水準だ。それでも、指数採用銘柄高にリードされ、日経平均は心理的な節目となる1万円を割っていない。いかにも頑強といえる、年明けまで1万円割れはない?

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◆続伸したのは東証マザーズ指数。同指数は日経平均よりも半月早い8月13日に今年の高値を付けた。そして、高値473ポイントから11月19日安値356まで25%下げた。一方、日経平均は8月31日に付けた1万767円が今年の高値となる可能性が高い。しかし、そこから、11月27日安値まで16%弱の下げた。とはいえ、新興市場ほどの下げではなかった。■11月安値からの戻り高値までの上昇率では、マザーズ指数がきょう付けた414.61ポイントまで16%超の反騰と日経平均を上回った。下げが大きかった分戻りが大きくなるのは当然であろう。そして、まだ、走り始めたばかりとみてよさそうだ。

◆当欄でもピックアップしたグリー(3632)は8日に4300円台まで突っ込んだ後、反転。きょうは一時5650円まで付け、11月9日の株式分割落ち後高値に急接近する場面があった。もっとも、引けにかけて若干上げ幅が縮小したが。買いが先行したのは、国内大手証券が前週末に投資判断「1」を継続し、目標株価を6700円から9000円に引き上げたと伝わったことが材料視されたもの。同証券では東証1部のDeNA (2432)とともに目標株価を引き上げた。携帯ゲームサイト「モナゲータウン」のDeNAは10月の直近安値23万円割れからきょうは56万9000円の年初来高値と、一気高。一方、グリーは9月に1対2の株式分割落ちしたばかりであり、従来比、発行済み株式数は倍になっている。また、社長以下の株式売り出し予定もあって、株式需給の悪化を嫌気する流れもあり、もたついているもの。ただ、当欄では、成長期待度に対し、浮動株数が少なすぎるとの見方をとっており、短・中期戦で強気の姿勢を変えるものではない。ネット関連株は、ロスカット価格を決め、実際にその価格まで下げてきた時は、ロスカットをするならば、テクニカルとタイミングをみて参戦したい。

◆一方、危険な株価水準にあるのは、うどん店「丸亀製麺」を展開するトリドール(3397)。株式分割落ち後の高値21万4000円を付けたのは8月4日。そこから、次第に上値が切り下がっており、きょうは一時15万9000円と16万円割れ。11月18日の直近安値15万5100円を割れば、もう一段下の相場となるリスクが高まる。そして、6月に付けた分割落ち後安値14万7100円が次のターゲットとなる。ここはウォッチングを強化したい。●楽天(4755)も前週の下げから、切り返しの動きを見せてきたか。既に60万円台の大きな壁を打ち破った後での調整であり、少々の下げは嘆くよりも、よろこぶべきであろう。長い、悪夢が終りつつある銘柄に期待したい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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